社会 5年生 環境を守る①
🔴社会 5年生 環境を守る①
🔶「国土の環境を守る」という単元の導入です。
🔶教科書の導入のページには、終戦から現在までの「くらしに関わる主な出来事」と「環境に関わる主な出来事」の年表が並べて掲載されています。
🔶まずは、その年表から「くらしと環境」がどのように変化してきたのかを考えさせることが必要かと思います。
🔶戦争によって焼け野原になった国土、生活が苦しくなった人々がどんな願いを持ったのかを考えさせることです。
🔵みんながタイムマシンで終戦の頃、高度経済成長の頃に行くという設定で想像させてはどうでしょう。
🔶終戦後では、「平和に暮らしたい」「安心して生活したい」「お腹いっぱいにごはんを食べたい」「住む家がほしい」などの願いを想像して、意見を出してくれることでしょう。
🔶人々の願いを叶えるために、会社や政治がどんな事業をしたのかも同時に想像させていきます。
🔶戦争で破壊された街を作り直すこと、食料を人々に行き渡るようにすることなど戦後の頃、取り組まれた事を想像させていきます。
🔶次は、高度経済成長の頃へタイムマシンでいきます。当時の人々の願いとして、「くらしを楽にしたい」「豊かなくらしをしたい」「給料がもっとほしい」などを想像させます。
🔶その願いの中で工場を建設したり、道路や鉄道を作ったりしたこと、人々の生活が豊かになるように産業を発展させることなどを年表から考えさせていきます。
🔴そのうえで、環境にどんな影響が出たのかを考えさせるのです。
🔷教科書には、大気汚染やヘドロで汚れた海の写真が載っています。
🔷なぜこうなったのかを考えさせることが大切です。
🔷導入なので、結論を出す必要はありません。
🔵現在の子どもにとって、公害は遠い昔の事だと感じています。
🔷まずは大気汚染やヘドロの海の写真から、率直な感想をグループで聴き合うことです。
🔷その中で出てきた疑問を大切にすることです。「どうして空気がこんなに汚れてるの?」「海のヘドロって何?」たくさんのハテナ❓を出させる事が一番のポイントです。
🔷そのハテナ❓調べたい事を課題にして授業を展開していくと問題解決型の学習になるはずです。
🔷これからの学習の中で、経済や産業の発展を優先したあまりに、公害などの問題が起きてしまった事を見つけさせるのです。