算数 3年生 二桁のかけ算①筆算
🔴算数 3年生 二桁のかけ算①筆算
🔶既習事項では368×4などをしていますが、かける数が二桁になるのでつまずきやすい所です。
🔶659×78などが出来るようにならなければなりません。
🔶初めは、3×50を考えます。3×5の10倍になる事を見つけさせます。
🔶次は、40×30を考えます。40×3の10倍、または4×3の100倍になる事を見つけさせます。
🔶それから52×30を考えます。52×3は既に学習しています。52×3=156
156の10倍で1560になることを見つけさせます。
🔷52×3は暗算で出来ない子もたくさんいるのですが、面倒くさがって暗算でしようとします。横式のまま計算をして間違えます。必ず筆算を書かせることです。
🔷やり方を忘れている子も多いので、前の単元の間に復習のプリントをしておくことが必要です。
🔶ここまでは、まだスムーズにいくはずです。その次からが子どもにとって難しくなってくるのです。
🔶27×46
二桁×二桁でも0がない場合です。どれとどれをかけたらいいのかが分からなくなってきます。
🔶いきなり、筆算のやり方を教える方法もありますが、27×46をこれまで学習してきた事を利用して考えさせるのです。
🔶27×40と27×6に分けて計算して、合わせる事を見つけさせます。
🔶27×40はこの単元で学習しています。
🔶27×6は以前に学習しています。
🔶こうして二桁×二桁は、分けて計算すると出来る事を発見させるのです。
🔶そのうえで、筆算ではどんなふうにするのか、時間をかけて考えさせる事です。
🔶一段目の筆算の27×6は既習事項なので、すぐに出来るはずですが、筆算では、必ず一の位から計算する事を思い出させます。
🔶二段目の27×4の筆算をどこに書けばいいのかは、悩むのです。
🔶それは、当然です。今まで全部一段で計算してきたのですから。
🔶本当は27×4ではなく、27×40だからです。
🔶二段目の計算は、何の位なのかを必ず意識させる事です。
🔶タイルなどの図を書いて、量を実感させる事も大切です。
🔶この過程を急いでしまうと、理解することが難しくなってしまうのです。
🔶筆算のアルゴリズムを声に出してさせることです。
🔶また、他の問題をする前に何度も27×46の筆算を黒板に書かせたり、ノートに書かせたりすることの方が身につきます。
🔶慣れてきてから、他の筆算をさせるといいのです。