授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

小学校の英語教育①

🔴小学校の英語教育について①


🔶小学校での英語教育をどう思われますか?


🔶学習指導要領の改定により2020年度から小学校で英語教育が始まります。来年度の2018年度から移行期間として実施する学校も多いかと思います。


🔶来年度に向けて各小学校では、年間カリキュラムの作成が行われていることでしょう。


🔶これまでは外国語活動として、高学年を中心に取り組まれてきています。


🔶現場の先生たちも英語をどう指導すればいいのか、模索してきたかと思います。


🔴まずは、英語教育に対する私の個人的な考えを述べておきます。


🔶日本での英語教育は、英会話よりも、読み書きを授業の中心に進められてきました。


🔶明治時代から、語学の習得は欧米の書物から学ぶことがメインとなってきました。未だにその形がとられています。


🔶だから、英語を話すこと、聞くことに苦手意識を持っている日本人が多いのは当たり前なのです。


🔶しかし、英語の読み書きでいうと、会社名や服のデザイン、看板など至る所に英語が使われています。


🔶インバウンド(外国からの旅行者)が増えていますが、まだまだ外国の方と接する機会が少ないのが現状です。



🔶学生の頃、バッグパッカーでヨーロッパやアフリカに行きました。モロッコでは、失業者がたくさんいて、外国人旅行者にガイドをしようと何人も話しかけてきました。どの人も何ヶ国語も話せました。生きて行くために必要だからです。



🔶必要性があれば言語は使えるようになるのですが、その必要がないと忘れてしまい、使えないのは当然です。


🔶まず、中学や高校、大学での英語教育の中身を問い直すことが先だと思っています。


🔶大学入試が読み取りや文法などの筆記が中心である限り、高校、中学での英語教育の中身はなかなか変わらないのでしょう。


🔶英語は、アメリカ人なら幼児でも聞き取り、話すことができます。


🔶赤ちゃんから学童期までの言葉を覚える順序は、耳で聴く→話す→読む→書くという段階をたどります。


🔶おとなになって他言語を習得する場合には、読み書きから入ってもいいかもしれませんが、子どもの場合は「聴く・話す」からです。


🔶小学校では、まず母国語をしっかりと習得するべきだと思います。そのうえで英語教育をするのならまだしも、国語教育は今回の改定ではあまり重視されてはいません。




🔶英語の早期教育をすればいいというものではありません。高学年に英語の読み書きまで導入しようとしていることに危惧を感じています。


🔶幼い頃に海外で育った子が日本に戻ってきて、英語を忘れてしまったケースはたくさんあります。また、両親が国際結婚していてもお子さんがバイリンガルになるとは限りません。日本語と英語のどちらとも不十分になり、学習についていけないケースもあります。



🔴国語教育を重視しつつ、英語教育を進めていかねばならないのでたいへんです。



🔴しかし、ネィティブスピーカーの方が小学校の英語の授業にもっと関われる形で進められるのであれば、かなり効果は期待できます。



🔶でも、予算面にしても各学校にそんな人員配置が行なわれる形には、程遠い現状です。



🔶文科省は英語教育を小学校から導入しますよという旗振りだけで、後は現場の教員の努力という形なのです。



🔶教員は何とかしてこんな状況の中、少しでも実りのある授業にしたいと考えています。




🔴小学校の英語教育での学びが活かされるためには、下記の4つを重視することが大切だと思います。


①「聴く・話す」こと


②英語に親しみ楽しいと感じること


③他文化から学ぶこと


④コミュニケーションをとることの楽しさや大切さを感じること




🔴ALT(Assistant language Teacher)の方と協力して多様な活動を行うことが重要です。



🔶そしてALTの先生ともっと仲良くなりたいという「必要性」を子どもに感じさせることが大事なことだと思います。

(つづく)



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