授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

算数 3年生🔲を使った式

🔴算数 3年生 🔲を使った式


◯中学校の数学で学ぶ文字式の土台となる所です。Xではなく🔲を使って表しますが、3年生には丁寧に指導しないと難しい単元です。


◯「たろうさんは、はじめ切手を24枚持っていました。お姉さんから何枚かもらったので、全部で35枚になりました。お姉さんから何枚もらったのでしょう?」という文章題。


◯これまでに学習している引き算の35ー24ではなく、🔲を使った足し算を考えさせ、24+🔲=35という式を作ることをおさえます。文章をよく読ませて、絵や図を描いて考えさせることが大切です。


◯そのうえで、🔲を求める式を考えさせるのです。文章の内容や絵、図からよく考えないと3年生には難しいところです。35ー24をすっと出せる子ばかりではありません。4+🔲=5などの一桁の簡単な数字に置き換えることで理解しやすくするのです。


◯文章題の場合は、必ず🔲を使った式と🔲を求める式の両方を書かせることです。


◯例題をして、練習問題が出来たら、自分で🔲を使った式を考えさせて、グループの友達と解き合う活動をして、黒板に書かせていきます。


◯🔲を使ったたし算やひき算、かけ算などの式を一通り学習したらいろんな計算問題を作成させます。


◯すると、子どもから「先生、小数も使っていい?」という発想も出てきます。「すごいね!いいよ〜」というと、「分数も使っていい〜」という発想も出てきました。


◯🔲+0.6=1.5などこれまでに学習したことを応用した問題を作って解き合う活動ができました。


◯中には🔲+0.8ー0.5=1.4などの問題を作った子どももいました。


◯問題を作成する力がついたら、かなり理解が深まっている証拠です。


◯友達の作った問題は解いてみたいという意欲も湧いてきます。


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