小学校教員に必要な力⑩柔軟性
🔴小学校教員に必要な力⑩柔軟性
◯教員になろうという方は、真面目な性格の人がどちらかというと多いのですが、真面目過ぎるのも考えものです。
◯「こうでなければならない」という枠を子どもに押し付けたり、「これが正しいのだからこうします」と自分本位のガチガチの理屈で物事を進めたりしてもいい結果にはなりません。
◯全ての子に同じ指導が通用しない時が必ずやってきます。
◯その時に頭を打って、自分のやり方を考え直せる教員は、まだ対応出来るようにもなりますが、自分のやり方が通用しないのをその子のせいにしてしまう場合は、いつまでたっても人のせいにする教員生活になってしまいます。
◯また真面目過ぎると、上手くいかない時に考え過ぎてしまいます。教員生活では、子ども同士のトラブルや保護者対応などで、しんどい思いをする時も必ずあります。
◯真面目に一人だけで抱え込んでしまうと、肉体的にも精神的にも参ってしまう場合があります。
◯昔、私が勤務していた学校長は「山よりでかい獅子は出ん」と言う言葉で、いろんなトラブルがあった時には、どっしりと構えてくれていました。
◯「まぁ、何とかなる」と柔軟に切り替える力も必要なのです。
◯堅い木だと強風でポキンと折れてしまいますが、柳の木のようにしなやかだとどんなに強い風でも倒れません。
◯授業や子どもへの対応でも、しなやかさが必要です。計画や予定通りにするのではなく、子どもの反応を見ながら柔軟に対応することが大事なのです。
◯プランAがダメなら、プランB、プランCと臨機応変に変えられる柔軟性がいるのです。
◯「遊び心」が適度にある先生は子どもにとって魅力的です。勉強ばかりしてきた先生よりも、失敗を重ねた経験や遊びの中で得た経験を持っている先生の話は、子どもたちの興味を惹きます。
◯ユーモアがあり、子どもの冗談も上手く受けとめてくれる柔らかさも必要なのです。
◯頭と心を柔らかく、しなやかに。