授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

国語 注文の多い料理店 授業 言語活動

🔴国語 注文の多い料理店 授業 言語活動



🔶この作品を授業で取り組む時には、ファンタジーの不思議な世界を楽しむことを中心にする方がいいと思います。


🔷「大造じいさんとガン」のような教材は、心情や情景を読み深めていきます。



🔶この「注文の多い料理店」では、構成に着目したり、表現の面白さを感じ取ったりする方がいいと思います。

🔶授業の大きな流れは、

①山猫の注文と紳士の行動を対比させる

②物語の仕掛け・構成を考える

③不思議で面白い所を表現する



🔶端的に言えば、

①紳士(傲慢→気づかない→何か変だ→恐怖)

山猫(喰ってやろう)


②山猫の作戦(紳士たちを食べるために騙す仕掛けや注文の言葉)

これらをポイントに置いた発問を考えればいいのです。



🔶場面ごとの発問をしなくても、

①「紳士たちの様子はどう変化していきましたか?」

🔶様子が分かる所をノートに書くのもいいですが、本に線を引くだけでもかまいません。

②「山猫は喰うためにどんな仕掛けをしましたか?」

🔶これも色を変えて線を引くだけでいいのです。

という大きな発問だけで全体を読むことができます。



🔶そして、線を引いた所を発表してもらいます。

この活動を行うことで、全体像がはっきりとしてきます。


そして③の

「不思議で面白かった所は❓」

この問いに対して、自分の言葉で表現することができたらいいのです。





🔵言語活動として、


🔶「注文の多い料理店」の見どころや魅力を表現する活動を取り入れると良いでしょう。



🔴「書店に置いてあるような宣伝文を書こう」



🔴「本の帯カバーの文章で紹介しよう」


🔶ただし、文字数の制限をつけるのです。


また、面白いなどの言葉は使ってはいけないというのもいいですね。


🔴この山猫が、料理店以外にも他のお店を経営していたら‥‥を考えさせてもいいですね。



どんな客を狙う❓



偉そうにしている人❓


何のお店❓


🔴「注文の多い○○○」の文章を書かせてもいいですね。グループで協同製作してもいいのです。



🔶「注文の多い映画館」



あつかましいカップル




🔶「注文の多いゲームセンター」




自分勝手な若者たち





🔶「注文の多い洋服屋」




えらそうな金持ち




🔶「注文の多い学校」




わがままな子どもたち



🔶こんな設定は、どんな風なお話になるでしょう❓



こちらから提示して選んで書いてもらう方法もあります。




🔶書く時には、「注文の多い料理店」の文章を見本にして、宮沢賢治の文体を真似て書かせるといいのです。



🔴書く作業を通して、何度も読み返していくことになります。







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