授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

社会科 工業の特色

⭐︎社会科 工業の特色


🔴大工場と中小工場


教科書には、日本の工業の特色の一つとして、中小工場の割合が多い事が挙げられています。


そして大工場の関連工場として、中小工場が位置付いていることが書かれています。


また、中小工場が独自の新しい技術開発をしている例として、ゆるまないナットを開発したハードロックという会社が取り上げられています。


「下町ロケット」や「陸王」などのドラマは、まさに町工場の努力が描かれています。


原作者の池井戸潤さんの著書は、本当にどれも面白いのでおススメです。


そこに働く人たちの願いや想い、工夫や努力を考えられるような授業をしてほしいと思います。


地域に工場があれば、子どもたちといっしょに見学をして、聴き取りをすればいいのです。


それが無理なら教師だけでも訪問をして教材にしたらいいのです。


教科書の内容を飛び越えた授業は、子どもの心を揺さぶります。


でも、そんな形の授業は時間もかかるので、毎回は出来ません。


どこかに重点を置いて進める必要があります。


教科書を中心にした授業であれ、中小工場を単に大企業の下請けとして捉えるような展開の授業にしてはいけません。


🔵ここでのポイント



①中小工場が独自の工夫や努力をしている事


②横の連携をとり、協力しあっている事


この事に焦点当て、考えさせる授業を展開させるといいと思います。


授業で下町ロケットや陸王の話に触れると子どもたちも興味を持って学習に取り組めるかもしれませんね。

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朝のマラソンタイム

🔴マラソンタイム


たいていの小学校では、この時期の朝にマラソンタイムが行われているかと思います。


昔は「耐寒駆け足」という形で真冬にしていた所が多くありました。


身体を鍛えるための目的なのに、寒すぎて逆に体調を崩す子どもがいて、晩秋から初冬にかけて行なう学校が増えています。


子どもたちは、マラソンなのにスタートしたらほとんどダッシュで走っています。


すぐに疲れて止まったり、歩いていたりします。


どの学年でも自分のペースで走る事を指導しているはずですが、子どもにとっては、ペース配分は難しく、すぐに競走になっています。


先生たちもいっしょに走っています。


自分の健康の為に一生懸命に子どもそっちのけで走っている先生もいます。


私も昔はフルマラソンに出た事もありますし、ダイエットの為に走りたいのですが、膝や腰が痛いので歩いています。


でもそれだけの理由で歩いている訳ではありません。


若い頃からマラソンタイムでは走らずに歩きながら指導をしています。


それには理由があります。


新任の頃勤めていた学校のマラソン大会では、若手が子どもの先導を走ることが通例になっていました。




若手が少なかったので、私が何回も走りました。


1年生から学年ごとに順番に走ります。


低学年はまだいいのですが、6年生のトップの子はかなりスピードも速く、私も必死でした。


沿道では保護者の方々が子どもたちに声援を送っています。




余裕など微塵もありません。


何とか先頭の子どもの先導をし、ゴールしてへたり込んでいると他の先生から、


「先頭グループの後ろの子どもが2人転倒していたのに気づかなかった?」


と教えられましたが、そんな事を気づけというのは無理だと思いました。


先導で教師が走るよりも、子どもの様子を見る事の方が大切だと後の職員会議で意見を言った記憶があります。



🔵マラソンタイムは、運動場を周回するので目は届きやすいのですが、私は反対回りに歩きながら、子どもの様子を見て声をかけていきます。


もちろん、子どもたちといっしょに走ってあげる事も大事です。苦手な子が頑張れるからです。


一周目は特に先頭でゆっくりしたペースで走ってあげるとハイペースにもなりません。


でも全員の教師が同じように回っていると、一人ひとりの様子は把握できません。


反対から回る事で子どもの様子を観察することが出来ます。


「最後まで同じペースで!」


「ゆっくりでもいいから自分の速さで」


「大丈夫?無理はしないで」



「ちょうどいい速さで」


「いいフォームで走ってる!」


「その腕の振りがいい」


と表情を見ながら声をかけていきます。



こうして指導をしていくと、速く走ったり、歩いたりせずに、自分のペースで走れる子が増えていくのです。


何のためのマラソンタイムなのか、誰のためのマラソンタイムなのかを考える必要があります。

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子どものテストの点数

子どものテストの点数



子どもにテストを返す時に、先生はどんな言葉をかけていますか?


我が子がテストを持って帰った時、どんな言葉をかけていますか?


90点のテストを見て、


「惜しかったね〜よく頑張った」


と励ますのか、


「何でここ間違ったの!もっと問題をちゃんと読みなさい!」


と叱るのとでは、子どもに届く中身は真逆になります。


以前、卒業生の中学生が、



「こないだの期末テスト、48点やった」



どんな言葉をかけますか?


彼は続けて、


「前までずっと20点ぐらいしか取れなかったのに、今回はめっちゃ頑張ったから48点も取れた」


と言ったのです。


自分の頑張りを私に認めてもらいたかったのです。


小学校一年生の女の子は、算数のプリントで一問しか正解していませんでした。あとは全部、間違えていました。


でも、そのたった一問の正解に担任の先生は花マルをつけました。


花マルを見たその子は、



「やった〜!花マルや!」



と跳び上がって喜びました。そばにいた私が、



「花マルよかったね〜」



と声をかけると、



「うん、わたし、学校の先生になる〜!」



と満面の笑みで答えてくれました。


また、4年生の男の子は机の中にテストをぐちゃぐちゃにして入れていました。


理由を聞くと、


「だって、わるい点やったらお母さんにめっちゃ怒られるねん」


と答えました。



子どものやる気は叱っても出てはこないのです。


自分の間違えは、自分でも分かっているのです。


テストの点数だけを見て叱るよりも、どんな間違い方をしているのか、一緒に考えてあげるといいのです。


その事が次につながります。


2学期も終わりに近づきました。


通知表の成績も同じです。



たとえ、どんな成績であっても次につながる言葉をかけてあげてください。





こんな内容の事を私は学級通信に掲載して、保護者の方に伝えています。

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