授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

体育 ゲームでウォーミングアップ

🔴体育 ゲームでウォーミングアップ


遊びながら、身体を動かせるゲームです。


①適当な広さの正方形のコートの角にコーンを4つ置きます。


②スタートは、一つ目のコーンからです。相手を探してジャンケンをします。


③勝ったら次の二つ目のコーンに走っていきます。


④二つ目でまた相手を探してジャンケンに勝ったら、三つ目のコーンに走っていきます。



負けたらスタートのコーンまで走って戻ります。


⑤三つ目のコーンでも同じようにジャンケンをして、勝ったら最初のコーンに走って進みます。


負けたら二つ目のコーンに戻ります。


⑥一周が終わったら二周目にいきます。

コーン1つで1点となり、適当な時間で笛を吹いて集合します。




楽しみながらウォーミングアップが出来ます。


ずっと動いているので運動量も確保できす。


その間に、次の運動の準備もすることも出来るのでよかったです。


🔵アレンジをして、真ん中に見学している子や教師が立って、三つ目の次の場所にする方法もあります。

私が真ん中にいると

「ラスボスや〜!」

と叫んでた子もいました。

そのかわり、私に負けたら振り出しに戻らせました。





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東京オリンピック・パラリンピックマスコット

🔴東京オリンピック・パラリンピックのマスコット


東京2020大会マスコットの最終候補3案が発表されました。



史上初の試みとして全国の小学生による投票で最終の決定がされるとの事です。


公式サイトに登録や投票の方法が載っています。



また、事前学習のための指導案や参考資料など、教材も用意されています。


最終候補3案をもとに学級でオリンピック・パラリンピックの理念やマスコットの意義などについて、理解した上で話し合いをし、意見をまとめ、各学級で決まった投票結果を入力する流れになっています。




🔵学級で参加してみてはいかがでしょうか?


登録が間に合わなくても、どのマスコットがいいか、学級で話し合いをするだけでも面白いと思います。


多数決をしてすぐに決めるのではあまり意味がありません。



それぞれの考えを聴き合い、少数の意見を尊重する過程が大切です。


ディベートの形でしても面白いかもしれません。


マスコットをキッカケにスポーツの事や参加国の事、国際理解の学習に広げていく事も総合学習で出来ますね。


興味のある競技や国について調べ学習もできます。


パラリンピックを調べる事で障害者問題についても学ぶことができると思います。


私もこれまでパラリンピックのいろんな競技を子どもたちといっしょにやってみました。


その中で、「ゴールボール」という競技があります。


鈴が中に入ったボールの音を頼りに視覚障害のある競技者が、ゴールを防ぐというスポーツです。


ルールの工夫をしてスポーツを誰もが楽しみ、チャレンジする事について、大切な学びができます。




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漢字でゲーム 画数

🔴漢字ゲーム1


学級活動でゲームをする時には、学習に繋がるものも取り入れています。


🔵画数ゲーム


①画数が二画の漢字

(答えは下にありますが見る前に考えてみてください)


②画数が三画の漢字


③画数が◯画の漢字

時間制限をして、1人で書きます。


それからペアやグループで出し合います。


そして、全体に発表してもらいます。


【答え】


画数が二画の漢字


二、七、八、九、十、人、入、力、刀、丁、又、了(常用漢字)


小学生ならこれまで書けたら充分です。


おとなでも意外に難しいでしょう?


乃、卜(人名漢字)


これ以外にもあります。


ちなみに三画の漢字だと六年生だと24個書けたら合格です。調べてみてくださいね。


国語のすきまの時間にしたら、休み時間になっても、ずっと考えたり、教科書で探したりしていました。




🔵口に二画足して漢字を作ろう


どんな漢字が出来ますか?


四角は、細長いのもオッケーです。



【答え】


目、田、白、四、右、石、古、兄、由、台、加、甲、申、句、司、史、号、囚、旦、占、旧、叶、只、叱、召、叩


他にもありますが、充分でしょう。

(叭・叺・叨・叮)

たったこれだけの事でも子どもの漢字への興味は高まります。


🔵漢字の画数で計算をする


木+川=4+3=7


頭×知=16×8=128

国語と算数をミックスした問題ができます。

このような問題を作らせて、グループでお互いに解き合う事で遊びながら、復習もできます。


🔵人偏、木偏などの部首のゲームも出来ますね。


漢字に興味が出てくれば、後は子どもは自分で調べ出します。


「漢字博士や〜❗️」


と認定してあげたらいいのです。




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今年の漢字を考える

🔴今年の漢字を考える


2017年の漢字は「北」でした。

子どもたちにも「今年の自分の漢字」や「来年の目標となる自分の漢字」を考えさせてみては、どうでしょう?

社会の世相ではなく、自分の一年間を振り返った漢字や目標となる漢字を見つけさせるのです。


習っていない漢字でも、漢和辞典で調べてみてもいいでしょう。

中学年以上なら出来ると思います。

書写の時間に筆で書いてもいいですね。

3学期に「書き初め」としてその漢字を書いてもいいでしょう。

ちなみに、私の来年の漢字は「康」にしたいと思ってます。

今年は体をこわして入院した事もあって、健康で元気な一年となるようにと願っています。

みなさんはどんな漢字を選びますか?

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間違いは消さない

🔴間違いは消さない


テストやプリントの間違いを直す時


⭐️消しゴムで消さない


なぜ間違ったのかが分かるように残しておく方が大切なのです。


「間違いは宝物」


学習の合言葉にします。




誤答をしっかりと残して、どんな間違い方をしたのかを考えることが大事です。


特にテストは、する事よりも、点数という結果よりも、間違い直しの方が大切です。


間違い直しでは、誤答を消さずに赤鉛筆で新しい解答を書かせます。


それがまた間違いなら、今度は青鉛筆で直して書いていきます。


高学年なら、なぜその間違いをしたのか、書かせるといいと思います。


正解した問題よりも、間違った問題を大切にするためにも、消さずに残して、やり直しをするのです。


⭐️ある方のブログにイタリアの学校事情について興味深い記事が書かれていました。


「イタリアでは、子どもの頃からノートは、ボールペンで書きます。間違えたら?二重線で消すそうです」


「すなわち、間違えた経緯も提出するのです。間違えであっても自分が書いたものに責任を取り、書くからには、慎重に確認し実行しなさいということ」

(記事の一部を要約)


✅調べてみると、イタリアだけでなくフランスでも小学校で、ボールペンや万年筆を使っているようです。


✅1年生や2年生は鉛筆を使っているようですが、小学校3年生ぐらいからは、ノートにはボールペンで書いています。


✅確かに、インクで書けば消せないので、できるだけ丁寧に書くように気をつけることになります。


✅さらに、書いた内容を消させないことで、思考のプロセスが記録されることになり、子どもの学習状況を把握できるという事です。




🔴日本でも筆と墨を使っていた時には同じ考えの指導だったと思います。


鉛筆ではなく、ペンを使ってノートを書く事も取り入れてみてはと思うキッカケを与えてくれたブログの記事でした。


🔵小学校では、シャーペンではなく鉛筆を使わせる指導が、一般的です。


筆圧を調整して書ける事と文字を上手に書くために鉛筆の方が適しているからです。


しかし、よく考えてみると、おとなになれば鉛筆はほとんど使いません。


高学年では、ボールペンを使って書く事を取り入れてみてはどうでしょうか?


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