授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

国語 敬語大会 ナイショの宿題1

🔴国語 敬語大会 1 ナイショの宿題


敬語の学習で


尊敬語

謙譲語

丁寧語


を学びますが、実際に使えないと意味がありません。


🔶6年生での実践?です。



給食の時間に


「これから敬語大会をします❗️敬語を使って会話すること。もし敬語以外使うとワンペナになりますからね❗️」



と言って楽しみながらの敬語の勉強を始めました。


「Aさん、○○でございますか❓」

「はい、そうでございます」



聞いていると鼻から牛乳が出そうな敬語です。



「このお魚はとても美味しいでございますね」



「昼休みにサッカーなどはいかがですか」



「わたくしは、放送委員会のお仕事がありますので、残念ながら遊ぶことはできないのです。申し訳ありません」



など普段はまったく使わない言葉で、会話をしている子どもたちです。



でも、だんだんとボロが出てきます。



「先生、Bくんが笑かしてくるのでございます。だから怒って〜❗️あ⁉️怒ってください」



「ハイ❗️ワンペナ❗️」



「ワハハハハ〜」



「もうBくんが笑わすからやろ❗️」



「ハイ❗️ツーペナ❗️」



「えっ〜‼️そんなんしゃべられへんやん、もう黙っとこう〜」



「ハイ‼️3ペナ❗️」



途中で開き直って、



「あかん❗️オレもう敬語無理〜❗️」



と絶叫して、チェックされた子もいます。




しばらくすると、みんな沈黙。



口を開いた方が不利と悟ったようです。



「こんなに静かになるんなら、いつもしようかな」


と言うと、



「えっ〜❗️やめて〜先生〜❗️」



「あっ❗️1ペナ」



「・・・やめてください」



というようなまるでコントの世界になります。


🔴そして、これを日記の宿題にします。



「家に帰ったら、おうちの人に敬語で話すこと❗️その場面をいつものように会話文をしっかり思い出して日記に書いてくるのが宿題です。ただし、これはナイショにすること。」



これはノリノリでチャレンジしてきます。なかなか面白い作文が出来上がってきました。


その2に続く





PVアクセスランキング にほんブログ村

怒りは悪いの?感情を出せるクラスに

🔴怒りは悪いの? 感情を出せるクラスに


「いつも笑顔で」

「みんな笑顔」

というフレーズが学校でよく使われます。


🔶以前、心理学者の長谷川博一さんの講演で話されていたことです。


「人間には、いろんな感情があって当たり前なのです。喜びだけでなく、怒りや悲しみを学校で出せる空気を作らないと子どもは抑圧されていきます。」


その通りだと思います。



🔶人間は、

悔しいことがあれば、怒り

つらいことがあれば、悲しみ

楽しいことがあれば、笑うのです。


🔶「怒りが悪い感情だと捉えることは、間違っている。なくてはならない感情なのだ。」



🔶「怒りをどうコントロールするのかが大事なのであって、怒りの感情をなくすということではない。怒りを否定すべきではない」

とおっしゃっていました。


🔶子どもたちが、自分を抑え込まずに、怒りや悲しみの感情を自分でコントロールするというスタンスで教師は接していくことが大切だと思います。


🔶 子どもが怒っている時、

「そんなに怒ったらダメ!」

と指導するのではなく、なぜ怒っているのかを丁寧に聴き取っていくことから始めるのです。


🔴そして、そんな時には自分の気持ちをどうしたら伝えることができるのかをいっしょに考えてあげるのです。



🔵以前、友達と衝突して、怒りで興奮していた子がいました。


話を聴こうとして、

「どうしたの?」

と呼びました。


その時、たまたま水筒に熱いお茶を持っていたので、

「何があったの? まぁ、お茶でも一杯飲むか?」

とあげました。

熱いのでゆっくり飲んでいました。


すると、

「先生、ありがとう。もう大丈夫。ちょっと落ち着いた」

と遊びに行きました。


お茶を飲んで、ひと息ついてる間に怒りが収まったようです。

こんな場合だってあるのです。


🔴カウンセリングマインドという共感型の聴き方もあります。

「そうかぁ。それは腹も立つよね。その気持ちはよく分かる」

とまず受けとめて聴くのです。

🔴子どもが出した感情を否定せずに、まずは聴こうとする先生の姿勢は必ず伝わっていきます。


それをいつも繰り返していくことで、感情をそのまま出してもいいんだ、

でも自分で少しずつコントロールしていくんだという気持ちになっていきます。


そんなにすぐは変化しません。

だっておとなでも感情のコントロールは難しいのですから。



🔵 前回の記事では叱る力について書きました。怒るのではなく叱るのだと。




それは、教師や親が、子どもに対峙する時の基本的スタンスです。



怒りをコントロールしながら、叱るということです。



でも、場面によっては、感情で怒りをぶつけてもいいと思います。



怒りという感情を伝えることは大事なのです。問題なのはその出し方・伝え方なのです。





PVアクセスランキング にほんブログ村

修学旅行 作文 文集作り

修学旅行 作文 文集づくり


秋は、修学旅行の季節です。


修学旅行はおとなになっても思い出に残っています。


修学旅行の作文を書いて、全員の作文を載せた文集を作っている所もあります。


ただ全員の作文を人数分印刷して綴じる必要があります。



いろんなことを書き残したくても、一人のページが限られていると、一括りの文集で修学旅行全体の中身を書いてしまい、似通った作文になりがちです。



修学旅行という全体を題材にするのではなく、その中の枕投げという題材にするのです。



全体にしてしまうと•••



修学旅行で広島に行きました。新幹線の中では友達とトランプをして遊んで楽しかったですです。

広島について平和公園に行きました。みんなで千羽鶴をさだこさんの像の前で平和な誓いをして供えました。

旅館についてお風呂に入りました。お湯をかけて遊んでいたら、先生に怒られました。夜には枕投げをして、また先生に怒られました。


という行程を追ったような作文になりがちです。

友達の作文も載っている文集もいいですが、その子だけの作文がいくつもある文集を作る方法もあります。



印刷しなくてもできます。

これまで作文の指導についていくつか紹介してきたように、書きたい場面を一つにしぼって、会話文を中心に書いていくのです。



枕投げのシーンが心に残っていたら、そのことだけをくわしく描写した作文を書きます。



原稿用紙に1枚でも枕投げの場面がかけたら、そこで終わったらいいのです。


「盛り上がった枕投げ」


お風呂上がりにAくんが、

「部屋で枕投げをしよう!」

とみんなに言いました。

「ぜったいに先生に怒られらるからやめとこう」

とBくんが言いました。

「見張りを交代でしたら大丈夫や」

とCくんが言ったので、Bくんも

「よっしゃ、やろう!」

と言いました。

「おりゃ〜」

とDくんが一番最初にぼくに投げてきました。ぼくは•••

というように一つのことにしぼって書くとその時の様子をくわしく思い出して描写するイキイキとした作文になります。


そして、書き終わったら、次に書きたい場面を書くのです。



夜、布団の中でこっそり恋バナをしていたことが心に残っているのなら、その場面をくわしく書くのです。

そんなふうに場面ごとに書いていくと、原稿用紙に100枚以上書いた子もいました。

その子だけの世界にたった一つだけの「修学旅行記」が出来上がります。

クラスみんなの一言インタビューを載せたページも入れ、表紙は自分で絵を描いて、ホッチキスで留めたら完成です。

写真を貼るページもつけておいてもいいですね。

出来上がった「修学旅行記」はみんなで交換して読み合えばいいのです。

手間もかからずに、作文の内容も面白い文集が出来上がりますよ。

PVアクセスランキング にほんブログ村