個人懇談までにすること
🔴個人懇談までにすること
🔶私は年度当初から個人カルテを作って、学習や学校生活の様子を毎日、記録するようにしています。
30人以上いる中で、なかなかその日に書くことが思い浮かばない子もいます。
🔶次の日には、その子を特に意識して観るようにします。
そうした事を積み重ねていく中で、子どもの頑張りや成長を捉えられるようになってきます。
🔶懇談の限られた時間に少しでも子どもの成長を伝えられるように、その中から保護者の方にお話しています。
🔶学習面については、ノートやテスト、プリントをいっしょに見ながら、学びの様子や伸びについて話をします。
🔵生活面については、事前に子どもに書いてもらった「生活アンケート」(自分の学校生活を振り返って)をいっしょに見ながら話をします。
🔷生活アンケートの項目
①休み時間によくしていること
②休み時間によく遊んでいる友達
③生活面でがんばったこと
④生活面でがんばれなかったこと
⑤自分が成長したなと思うこと
⑥学習面でがんばったこと
⑦学習面でがんばれなかったこと
⑧うれしかったこと
⑨いやだったこと
⑩今、困っていること
など学年に応じた項目にしています。
🔵授業や休み時間に子どもを観察していた事を確認するためでもあり、見逃していた事はないかを確認するためでもあります。
🔵また、子ども自身が学校生活を振り返ることで、その歩みを考えるためにもなります。
🔴子どもに自分自身の通知表をつけてもらった事もあります。
各教科の単元や本当の通知表の項目のような形で、学習や生活について書いてもらいます。
意外と子どもは自分の事はちゃんと分かっています。
こうした準備をしておくと、保護者の方に子ども自身がどう考えているかも伝える事が出来ます。
✳️個人懇談で一番大事な事は、保護者の方に子どもを叱らずに、次につながるような働きかけが出来るような伝え方をすることです。
そのうえで家庭での協力をお願いしなければなりません。
「お子さんは、こんな事が出来ていません」
こんな言い方は違います。
学習は学校の責任です。
力をつけられなかった私、教師の責任です。
家庭に押し付けてはいけません。
でも、協力はお願いします。
「お子さんは、ここまでがんばってくれました。あとの部分は3学期にもう一度トライしてもらいますので、冬休みにこんな形で見てもらえたらありがたいです」
どうすれば、子どもにとってよりよい結果になるのかを吟味し、保護者の方への伝え方を考えてみてください。
✴️生活面で改善が必要な場合は、具体的に学校での様子を伝える必要があります。
保護者の方は学校での様子をあまり知らない事も多いからです。
でも、重要な事を初めて伝えるには、個人懇談は短い時間なので、それまでに伝えておかねばなりません。
もし、懇談の場で伝えるのなら、ご都合も考えて少し時間が長くなる事を連絡しておく必要があります。