教室の席替え
🔴教室の席替え
🔷子どもの頃、席替えで好きな子の隣になって、ときめいた人もいるのではないでしょうか?
🔷席替えは、子どもにとって新たな気分にもなります。
🔶席替えはどんな形でしていますか。1学期の初めは名前を覚えやすいように出席番号の順番で座席を決めている事が多いと思います。
🔶その後の席替えは、クジ引きで決めている場合もあります。
🔶子どもにクジを引かせた後、放課後に先生が結果を見て友達関係や学習状況を考えて、動かしてから翌日に発表という先生もいます。
🔶私もクジで席替えをした事もありますが、基本的には教師がいろんな事に配慮をして座席を決める方がいいと思います。
🔵対話的で主体的な学習、アクティブラーニングを進めるためには協働的な学びが大切になってきます。
🔶そのためにはペア・グループ学習をベースにした授業が求められています。
🔶だからこそ、ペアを組んだ時、グループで学習する際に、対話的な「学び」が成立するのかを考えた席替えの方がいいのではと思います。
🔶偶然のクジ引きでの席替えが悪いというわけではありませんが、小学校の段階では、となりの子との共同作業やグループでの協働的学習を進めるためにも、子どもの学力面、友達関係などを考慮した座席にした方がいいと思います。
🔶クラス分けをする際にいろんな事を考えて行なうのと席替え(グループ分け)も同じではと思うのです。
🔶一斉授業や個別学習を中心にしているのであれば、クジ引きでもいいかと思いますが、「学び合い」の協働学習を進めるためには、グループ分けは重要な要素です。
🔶低学年なら特にそうです。おしゃべりばかりしていたり、二人とも聴いていないペアの座席なら替えた方がいいかと思います。
🔶たまにはクジ引きでもいいのです。偶然の産物ですばらしい組み合わせのペアが出来るかもしれません。
🔶また、毎日、自由に好きな席を選ぶという方法もありますね。ただし、誰のとなりは嫌だとかには、絶対にならないようにする必要があります。
🔶席替えをする前には、今までのペアやグループの人に「ありがとう」の握手をさせていました。
🔶席替えの都度、その人の「いい所」「頑張り」を見つけて、星⭐︎のカードに書いて、大きな模造紙に席替えの都度、貼っていました。
🔶グループのメンバーの「いいとこ探し」を毎回すると、意識して「いい所」を見つけようとしていきます。
🔴どんな方法であれ、席替えを発表する時に必ず伝えているのは、「誰のとなりでも力を合わせて頑張る事」です。
🔶この約束をしてからでないと席替えをしません。また、「やった〜」とか大きな声で言わない事も伝えます。「やった〜」の裏返しには(えっ〜いやだなぁ)という言葉があるからです。
🔶黒板に座席の形に「名札マグネット」を貼って新しい座席を伝えます。。
🔶そして、みんなで協力して机や椅子を移動します。自分だけ動かして先に座ってしまうと他の子が机を持ってこれない事を考えさせます。
🔶だんだんと心を配り、協力が出来るようになっていきます。
🔶そして新しい席では、「よろしく!」の握手です。
🔵こんなふうに教室の席替えをしています。(つづく)