授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

6年生 卒業までの授業1

🔴6年生 卒業までの授業1


🔶卒業までの6年生の授業でどんな事をしていますか?


🔶各教科の内容も3学期はそんなにたくさんありませんし、復習をすることにもなっています。まずは、6年間の学習内容を理解しているかを確かめる事です。


🔶算数なら、四則計算、小数、分数、単位、図形、面積、体積、文章題などをテストして、理解度を確かめます。


🔶国語なら6年間の漢字1006文字の読み書き、文法、文章力、読解力のチェックが必要です。特にローマ字の習得は中学校の英語に大きく繋がります。


🔶卒業して中学校に進んでも、困らないように基礎的な力をつけておくことが6年生担任の大きな役目です。


🔶苦手な所を子ども自身も把握できるように単元別の習熟度の個人表を作成させます。例えば、算数の割合が苦手だと思う子はその欄に自分で印をつけるのです。


🔶教科書の問題をもう一度解いてもいいし、各単元のプリントをたくさん用意しておいて、自分で選んでその教科の時間にするのです。


🔶答えも置いておき、自分で採点をさせ、間違い直しもするのです。分からない時はグループのメンバーにたずねます。間違い直しがきちんと出来ているかを教師は確認すればいいのです。もちろん、困っている時には聴きに来させるのです。


🔶課題別個別学習の形も取るのです。ただし、1人で悩まずに分からない時はまずグループのメンバーにたずねる事を基本にします。


🔶基礎的な学習内容をほぼ理解している子どもには、難易度の高いプリントと答えも用意して、させるといいと思います。

🔴まずは、6年間の学習内容を理解させる事が6年生担任の一番重要な役割です。

(つづく)

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