不思議な計算 3桁の引き算
🔴不思議な計算 3桁の引き算
🔶良問・難問にチャレンジすることは、子どもの力を伸ばします。
🔶基礎的な問題や簡単な問題ばかりでは伸びません。
🔵不思議な数を見つけよう
🔷1から9までの数の中から3つの違う数を選びます。
例えば、1と6と9を選んだとします。
🔷その3つの数で3桁の数字を作ります。
🔷選んだ3つの数でできる3桁の一番大きな数を作ります。
一番大きな数は961です。
🔷3つの数でできる3桁の一番小さな数を作り、大きな数から小さな数を引きます。
一番小さな数は169です。
961ー169=792
🔷引き算の答えの3桁の数をまた同じように一番大きな数から一番小さな数を引きます。
972ー279=693
🔷何回か繰り返していくと答えが「ある数」になります。「ある数」は、いくつになりましたか?
🔶どんな3つの数を選んでも、「ある数」になります。
🔷もしならなかったら、計算が間違っている事になるのです。
🔷他の3つの数を選んでも「ある数」になるかどうか確かめていました。
🔷「不思議だなぁ」と楽しんで計算をしていました。
🔴3年生のたし算の筆算の授業でやりましたが、高学年でもやってみてもよい問題です。
🔶まず、文章題の内容を正しく読み取らなければなりません。
🔶ペアで文章を読み、分からない所を聴き合います。
🔶ペアで分からない所は、全体に出してもらって、文章の内容をみんなで考えます。
🔶文章の内容が理解できれば、ペアで同じ3つの数を選び、それぞれ計算をしていきます。
🔶ペアですることで、計算が間違っていると同じにならないので、間違いに気づくことが出来ます。
🔶「ある数」を発見したら、別の3つの数を選んで同じようになるか、計算をします。
🔶必ず、最後は「ある数」になります。
🔴この問題の不思議な数は、「カプレカ数」と言って、インドの数学者カプレカが1949年に論文で発表しています。
🔶4桁の数字でも、不思議な数が見つけられます。
🔶高等数学のような問題ですが、3年生でも解いていくことができました。
🔵数の世界の不思議さに触れ、楽しんで学習することができます。
🔷このようなジャンプ問題を単元の学習の中に組み込んで学び合いの授業をすると、勉強のよくできるかも苦手な子も力をつけることが出来ます。