授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

小学校教員の仕事術①プリント・ノートの丸つけ

🔴小学校教員の仕事術 プリント・ノートの丸つけ


◯小学校の場合は、各教科のテストは単元ごとにあり、授業ごとのプリントやノートの丸つけも山のようにあります。


◯31年間でいくつ丸をつけたのでしょうか。途方もない数になります。


◯効率的にやらないと、すぐに溜まってしまい、放課後や帰宅後にしたり、返すのが遅くなったりします。


◯赤ペンのインクはすぐになくなってしまうので、私は何本も持って、まとめて入れ替えて使っています。インクを変える時間ももったいないぐらい忙しいからです。


◯若い頃はプリントを溜め込んで返却するのが遅くなり、間違い直しも充分にさせることが出来ていませんでした。


◯今は、プリントはすぐに丸つけをして、間違い直しをさせています。提出していない子のチェックも充分に出来ていませんでした。


◯今は、宿題を朝に子どもが提出したら、すぐに丸つけをし、間違い直しのある子は名簿にチェックをし、直させてから遊びに行かせています。


◯すると、朝のうちに宿題の丸つけはほぼ終わります。


◯授業中のノートやプリントもすぐ丸つけをして時間中に返して、やり直しをさせます。


◯前に持って来なさいというやり方もすれば、机間指導で周りながら丸つけをしています。


◯計算プリントなら3年生以上なら子どもに手伝ってもらう方法もあります。


◯子どもは先生の赤ペンを使いたいのです。学習係や早く出来た子にしてもらうとその子も力がつきます。赤ペンをたくさん用意しておくとこんな時にも役立ちます。


◯また、いろんな丸つけの仕方がありますが、一律に評価しないことです。丸つけは、「意欲づけ」と「間違い直し」が大切です。


◯花マルやニッコリマーク一つでやる気になる子もいます。漢字などは丁寧さでマル、二重マル、三重マル、花マルと違いをつけた方がいいのです。頑張ったページと手を抜いたページが同じマルでは子どもは頑張りません。


◯計算プリントなどは、一問ずつ丸つけするのではなく、間違いの所だけ線を引いたり、四角で囲んだりして、すぐに分かるようにしています。

◯「間違い」は宝物です。間違い直しをすることが学びを確かなものに出来るのです。


◯間違いがあった子には「おしい〜!」と声をかけ、必ずチェックすることです。

◯間違い直しがあっていれば、ハートマークの丸をつけています。

◯色を変えて青や緑のペンでする方法もありますが、持ち変える時間も惜しいのでしていません。


◯小学校教員にとって、丸つけしている時間が一番長いかもしれません。

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