授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

3年生 算数 わり算 文章題を作る

🔴3年生 算数 わり算 文章題を作る


◯わり算の計算が出来るようになったら、わり算の文章題を作ることに挑戦させます。


◯計算が出来ても、作問は思考力や文章力が必要なので難しいのです。


◯6÷3=2となる文章題を2種類作ることができれば合格です。


◯等分除は、「6個のアメを3人で同じ数ずつ分けました。1人分は何個になりますか?」というような文章になります。


◯包含除は、「6個のアメを1人に3個ずつ分けました。何人に分けることができますか?」という文章になります。


◯こうした2つのパターンのわり算があることを理解させる必要があります。


◯そのうえで、2種類の文章題を考えて、ノートに書く活動を行います。


◯簡単なようで文章として成立するように問題を作るのは難しいのです。


🔴途中まで文章を提示して、尋ねる所だけを考えさせることを最初にしてもいいかと思います。


◯「24個のケーキを4人で同じ数ずつ分けました」このままでは問いの文がありません。続きを考えて、わり算の文章題にするのです。


◯するといろんな続きの文を考えてくれました。


◯「1人何個ありますか?」「ケーキは何個ずつもらえますか?」「1人に何個ずつケーキを分けられるでしょう?」


◯問いの文だけを絞って考えさせることで、何を問われ、何と答えなければいけないのかを意識させることができました。


🔴さらにペアで間違った続きの問いの文を考えてもらいました。


◯正しい問いの文が分かっているからこそ、おかしな文や間違った文を作ることができます。なかなか面白い問いの文を作ってくれました。


◯「ケーキは全部で何個ですか?」「残りのケーキは何個でしょう?」「何人に分けることが出来ますか?」など24÷4にならないおかしな問題を考えて発表してくれました。


◯間違った問題を作ることで正しい文章の内容を考えることができたように思います。


◯こんな形で文章題を作ることが思考力を養うことにつながります。

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