授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

3年生 算数 円と球

🔴3年生 算数 円と球


◯円の学習に続いて、球の学習があります。


◯円は平面であり、どこから見ても円に見える立体を「球」ということをおさえます。


◯球にはどんなものがあるのかを出してもらいます。

◯テニスボールやドッジボール、地球儀、ビー玉などが出てきます。


◯でも、ジュース缶やタイヤなどの答えも出てきます。


◯そんな時こそチャンスとして捉えてあげてほしいのです。


◯「え?空きカンは球かな?」と即座に否定しないことです。


◯間違った発言をした子は次に言いたくないと思うかもしれません。


◯誤答を大切にするのです。「いい意見が出たぞ〜」「たしかにタイヤは円だよね〜」と「みんなによく球について考えるチャンスをAくんが言ってくれたよ」「タイヤは球なのか、ペアやグループで相談してごらん」などと子どもに返すのです。


◯球について分かったつもりでいる子にも理解を深めることができます。


◯「タイヤは横から見ると円だけど、後ろから見ると円ではないから、球じゃない」そうした考えを言葉で説明することが出来て、ようやく理解したと言えるのです。


◯「Aくんの意見のおかげでみんながよ〜く考える事ができたね。ありがとうAくん」と声をかけると、Aくんもニッコリしてくれます。


🔴球の学習で気をつけることは半球の図に直径や半径が描いてありますが、子どもにとっては、半球が平面に描かれているので、その断面が錯覚しやすい所です。

◯斜めから見た平面の図を見て、同じ半径でも長さが違うと思ってしまうのです。

◯それを克服するためには、半球の立体を見せて、斜めから見たら長さは違うように見えても、正面から見たら球の半径は同じなのだと理科させる必要があるのです。

◯この指導を入れておくと、球の半径や直径を勘違いすることが少なくなるかと思います。


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