授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

教師力 叱る力

教師力 叱る力 1


過去の記事「教師の言葉 認める力」で子どもを肯定的に認めていくことの大切さを書きました。



褒めるというより認めるということです。



認めて伸ばすことをベースにするのです。


褒めて子どもを動かすのではありません。それでは褒められないと行動できない子を育てるだけです。


「叱らずに褒めよう」という考えではないのです。



昔の教育は叱ることがベースになっていたという考えが間違って伝わっている気がします。


そして、中には、叱らない•うまく叱れない先生もいます。


不適切な行動をした時は当然指導しなければなりません。


優しいと思われたい、子どもから嫌われたくない、叱って反発したらどうしよう、保護者から苦情が来たらどうしようと、躊躇しているのでしょうか。


叱る事はエネルギーもいります。


でも、人の身体や心を傷つけた時、危険なことをした時には、本気でぶつかっていき、叱らなければなりません。


優しくて叱らない先生と思われていた若い先生が、そんな場面で叱ってくれた時、

ある保護者の方から

「安心しました。きちんと子どもを叱ってくれているんですね」

という言葉を聞いたことがあります。


悪いことは悪いと学校でも叱ってほしいと保護者の方も当然思っておられるのです。


一方で、小さな事でも頭ごなしに怒鳴りつけ、子どもを指導しているケースもあります。


「先生が怖いから学校に行きたくない」

ということも出てきます。


怖いから先生の言うことを聞くというのも違います。


先日、中学生が自殺した痛ましいニュースがありました。周囲の生徒が身震いするほどの大きな声で怒鳴りつけられていたと報道されていました。


叱るという指導は、いつも大声で怒鳴ることだとはきちがえてた結果、尊い命を奪ってしまったのです。


叱るという指導は、子どもにその是非を問うことです。


小さな声でゆっくりと「その行いは正しいのか?」と聴くことだって「叱る」指導なのです。


時には大声で叱ることもあっていいと思います。本気を示す事も必要なのですから。


「怒る」と「叱る」は違います。


前者は感情で、後者は指導なのです。



教師は意識しておくことです。



叱る時には心の中は冷静でいて演技するぐらいでちょうどいいのかもしれません。


本人に伝わらないと指導の意味がありません。



「叱り方」が問われているのです。


叱られても納得のできる叱られ方なら、きっと伝わるはずです。

「あの先生は、普段は優しいけど怒ったら怖いぞ〜」

と子どもが思っていたらいいのです。



「こんなことをしたらあの先生は許さない。ぜったい怖いぞ〜」

と子どもが思ってくれたらいいのです。


叱ったら、必ず後で話をすることです。


叱られた直後は、子どもも高ぶっていますから、しばらくしてからフォローするのです。


「さっきはこういうことをしたから叱ったんだよ。いつもの君らしくなかったから。本当の君はそんなことはしないはずだ」



「君のことが大切だからこそ叱ったんだ」

というメッセージを送るのです。


我が子のつもりで叱るのです。



涙を流しながら叱ったことも何度もあります。

えらそうな事を書いていますが、私もこれまで何度も失敗をしてきました。


もっと他の伝え方はなかったのだろうか?


どうすれば分かってくれたのだろう?


正解はありません。


子育てと同じなのですから。


本気でぶつかっていくしかありません。


私自身が子どもの頃、怖いけれどどこかあったかい先生が好きでした。


我が子が小学生の頃、悪いことは叱られるけど、好きなんだなぁと思う先生は、子どもの様子で分かりました。


厳しいけれど、あったかい



優しいけれど、甘くない


そんな指導が大事だと思っています。




時には「怒る」ことも大切です。




それについては、次回


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