授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

教室の机の配置

🔴教室の机の配置


🔶教室の机の並びは、授業の内容によっていろんな形にしています。


🔶一斉指導では全員が黒板を向いた形が一般的です。


🔶学び合いの授業では、友達の話を聴きやすいようにコの字形やグループで机を合わせた形にして意見を聴き合います。


🔶それぞれの形には長所や短所がありますが、どんな授業をめざしているかで机の形は変わっていくはずです。


🔶全員が前を向いた一般的な机の配置は、黒板が見やすく、前にいる先生の話に集中しやすい反面、後ろの友だちの意見は振り返らなければなりません。グループで相談する事も難しい形です。


🔷コの字形にすると子どもたちが向かい合うので、先生というより友だちに考えを伝えやすくなる反面、黒板を見づらい点があります。


🔷グループの形にすると意見の聴き合いをしやすくなり、グループでの協働作業もしやすくなりますが、他のグループの考えを聴いたり、前の黒板に見たりするのが難しくなります。


🔶大切な事はどの机の配置でも、話す人の方に身体を向けることです。


🔶相手の話を聴く時には、必ず話し手の顔を見る事を徹底するのです。


🔶そうしないと、どの形にしても聴く力は育ちません。


🔶また、コの字形でも机を斜めに配置すると、黒板を見やすくなります。でも、先生が書いた板書をノートに写すという作業は出来るだけ少ない方がいいと思います。


🔶写すのではなく、ノートには自分の考えを書くことがベースです。


🔶とはいえ、板書に集中させたい時もあります。その時は机を前に向けるようにすればいいのです。


◯また、机の前には少し大きめの紙に名前を印刷して貼っておくと、出張などで他の先生に入ってもらう時にも一目で分かり便利です。


◯以前紹介した名札マグネットを座席の形に黒板に貼っておくと、さらに机の並びがよく分かります。


◯年度初めには、分かりやすいように出席番号順に座席を並べることが多いかと思いますが、授業の内容に合わせていろんな配置にしていくことが必要だと思います。

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