授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

算数 大きな数のわり算

算数 大きな数のわり算


60個のボールを3チームで分けると、1チーム何個ずつ分けられますか


という大きな数のわり算の問題です。


これまで

①6÷3=2

②72÷8=9

③7÷3=2あまり1

④79÷9=8あまり7



などのわり算を学習しているので、さっと流してしまいがちです。


大人からすると簡単に見えますが、実は初めての子どもにとっては、意外と難しいのです。


式はわり算だと気づき、60÷3と出来ますが、答えの求め方で悩むのです。

どんな所で悩むでしょう?

ハイ!と分かっている子に当てて、説明させて進める授業だと、子どものつまずきに気がつきません。


分からないこと、困っていることをまず出し合うのです。


すると、



「60÷3とわり算だとは分かるんだけど、答えの出し方で悩んでる」

とAくんがいいハテナ❓を出してくれました。


続けて聴くと、


「3×9=27で〜・・・え〜と〜」


と困っています。




Aくんが分からない事を出してくれると、他の子も何人かが同じように所で困っていました。


Aくんがなぜ3×9と言ったのかを考えられるような教師力が必要です。


子どもたちにもこのAくんの疑問を考えてもらいました。


これまでのわり算の

6÷3=2

7÷3=2あまり1

などは、3の段の九九を使って答えを求めています。


だから、Aくんは3の段の九九の最後の3×9を使おうとした事に、子どもたちは気がつきました。


黒板にはタイルを10個ひとかたまりにしたものを、6個貼ってあります。


そのタイルを使って、グループで考えた事を説明してもらいました。


「式は60÷3だけど、10が6個あるから、その6個を3チームにこうして分けたら6÷3で2個ずつ分けられる。で、この2個は10が2つある事だから、20やねん」


というような内容を何人かの子が、自分の言い方で説明をしてくれました。


一度の説明では、分からなかった子も繰り返し聴く事で、だんだんと理解してきます。



60÷3は、

「0を隠して6÷3=2、0を戻して20、答えは20」

というように声を出して書く事で理解が進んでいきます。


それから教科書の


80÷4

90÷3


の計算をみんなでやりました。

ペアで声を出し、ちゃんと言えているかを確かめながら進めます。

そして、「先生問題」です。

①120÷3

②150÷3

③180÷3

0さえ隠せば簡単だと気づいていきます。


④100÷5


これは悩む子が出てきます。


なぜなら0が2つあるからです。



でも、またタイルに戻って考えると、0は1つだけ隠すことを理解できました。


全員がハテナ❓→ナツトク❗️です。


最後にAくんに聴くと


「よく考えたら、カンタンやった❗️」


という言葉を聴くことができました。

分からない事が言える授業をめざしています。

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