授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

体育 マット運動の授業

体育 マット運動の授業


マット運動には、いろんな技があります。


回転系の技では、小学校のレベルでは、前転、後転、開脚前転、開脚後転、伸膝前転、伸膝後転、側転、倒立、倒立前転、ヘッドスプリング、ハンドスプリングなどの技があります。


バランス系の技もあります。

水平、Y字、V字、ブリッジなど


ひねり系の技では、二分の一ひねり、一回ひねり、一回半ひねり

二分の一ひねりといっても、ジャンプして反対を向くだけです。


それぞれの指導法はいろんな本やサイトで紹介されているので今は割愛します。


マット運動をなぜするのかをまず考えてみましょう。


技を習得することだけがマット運動の目的ではないと私は思っています。


マット運動を通して、巧緻性や柔軟性を高め、自分の身体と向き合いながらどんな動きができるのかを考え、楽しんで運動することが大切だと思っています。


もちろん、技が出来ると楽しいので、いろんな技を習得することも大事ではあります。


低学年では、マットの上で楽しく運動できれば十分です。


以前、紹介した忍者をテーマにマット運動をすると、自分たちでいろんな技を考え、やり出します。


生き物やモノの動きを真似て、イモムシゴロゴロ(身体を真っ直ぐににして転がる)や起き上がりこぼし(膝を抱えて前後に揺れる)などをマットで楽しむのです。


また、「お話マット」という活動も面白いです。


グループで考えたストーリーをマットで身体を使って表現する活動です。


桃太郎だと桃が流れてきた場面を前転で表現したり、鬼退治の場面を側転で表現したりしていました。


基本の技としては、前転、後転は指導しますが、身体が軽く、柔軟性がある低学年の頃に倒立や難しい技を経験させておくのも大事だと思います。


ただし、行なう時は、痛くないように分厚いマット(走高跳用)を使うことが、ポイントです。一度恐怖心を抱いてしまうと、なかなか払拭できないからです。


分厚いマットだと遊園地みたいにみんな楽しんで飛び込んでいます。


中学年では、前転、後転、開脚前転、開脚後転、側転にチャレンジです。


昔はビデオを撮って見せていましたが、今はタブレットで演技を撮影してあげたら、自分の技の様子をすぐに見せてあげることができます。




高学年では、自分の出来る範囲の技を組み合わせて、体操競技のように発表させるとどの子も楽しんでやっていました。


回転系とバランス系とひねり系の技とその他の表現運動をいくつか組み合わせて行なうのです。


運動会の組体操の一人技のような表現を入れてもいいのです。




女子体操競技のように好きな曲に合わせて、リズミカルにマット運動をするのです。


苦手な子も

走ってジャンプの二分の一ひねり

後転

V字バランス

開脚前転

走ってジャンプの一回ひねり

というように演技構成を考えます。

着地がピタッと決まればバッチリです。


苦手な子は自分の出来る簡単な技を組み合わせればいいのです。簡単な技でもきれいに決まれば良しとするのです。


得意な子なら

走ってジャンプの一回半ひねり

側転

伸膝前転

水平バランス

開脚後転

ハンドスプリング

というように自分で技を組み合わせて演技をします。


技の間にダンス的な表現を入れてもオッケーにすると楽しんでやっています。


エグザイルのダンスの一部を取り入れたり、オリエンタルラジオのパーフェクトヒューマンの動きを取り入れたりする子がいると、それだけでみんな盛り上がります。


恥ずかしい子もいるので、自分で選択させることです。強制するとせっかくの楽しい運動がイヤになります。


一人で演技発表会を開いてもいいし、ペアやグループで演技発表会をしてもいいのです。





他にはシンクロマットという方法もあります。


ペアやグループでどんな技でもいいので、同じリズムで着手、回転、着地がピタリと合うように練習します。


これは、相談しながらいっしょに練習するので、教え合い、見合い、聴き合い、運動することができます。


マット運動は、一律に同じ技を全員が習得する授業だけでは、一部の子だけしか楽しめません。


いろんな活動を工夫して行なう事が大切だと思います。

PVアクセスランキング にほんブログ村

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。