授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

小学校教員に必要な力①読む力・書く力

🔴小学校教員に必要な力①読む力と書く力


🔶新任の先生や教員を目指している方に伝えたいことを何回かに分けて書いていきます。


🔶まずは、4月に学校に赴任して担当学年が発表される前にしておくといいことです。(たくさんありますが、思いつく順に記述しています)


🔶それまでにできるだけ多くの教育関連の文章を読んでおくことです。


(以前にも「小学校教員をめざしている方へ」で書きましたが、大事な事なのでもう一度)


🔶ネットで調べてもいいと思います。たくさんの知識や技術を学ぶこともできます。ただ情報が多すぎて、これと思う内容になかなか巡り会えないのと、細分化された情報であることを理解しておいてください。


🔶書籍の場合は、知りたいことがまとめて記載されているので、全体像を把握しやすくなります。


🔶担当学年がまだ分からないので、学級経営の本やいろんな学年の授業が掲載されている本を読んでおいてください。


※おすすめの本は過去の記事をご覧下さい。




🔶自分が教室で授業をしている様子をイメージしながら読みます。

🔶自分が学級担任をしている様子をイメージして読むのです。

🔶本の内容を読み、自分ならこうする、こうした方がいいと、批判的にも読んでみることです。

🔴本を読んだら、簡単でいいので、ノートにまとめたり、パソコンに打ち込んでみてください。

🔶教員には、読む力と書く力が求められるからです。

🔶教員になると文章を読んだり、たくさんの文章を書くことが必要になってきます。

🔶特に文章力が必要になってきます。

①連絡帳に書かれた保護者への返事

②学年だよりや学級通信

③校務分掌での提案やまとめ

④研究授業の指導案

⑤通知表の所見

⑥事務書類

🔶山ほど文章を書くことになります。通知表の所見や保護者への返事が文章としておかしければ、信頼をなくします。

🔶LINEのような短文やネットのコピペでは通用しないのです。

🔶だから、文章を読むのが苦手な人ほど、文章を読んでおいてください。

🔶「読む力」が「書く力」を鍛えるからです。

🔴厳しい記述になったかもしれませんが、着任してから苦労するより少しでも出来ることをしておいてほしいのです。

🔶でも、教員になれば自ずと文章力はついていきます。また、若い世代の先生は、ネットを上手に活用して、文章を書いているので、安心してください。

🔶ただし、保護者への返事などにはマニュアルや文例はありませんからね。

🔴数年前に私が初任者指導をした先生は、ネットで参考になると思った授業や学級経営の内容を、ワードに貼り付けて文章化し、学年別や教科別のフォルダに整理して保存しているそうです。

🔶とてもいい整理法だと思います。すぐに探せるし、実践にも使えます。

🔴今の間に教育に関する本やネットの文章を読み、ノートやパソコンに文章に書く力をつけておいてください。

(つづく)

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理科 磁石を使って遊ぼう

🔴理科 磁石を使って遊ぼう


🔶磁石の学習を一通りした後で、磁石使った遊びを工夫して考えさせると、子どもたちはいろんなおもちゃを作ります。いくつか紹介しますが、自分たちで考えさせると、いろんな発想が出てきます。



①魚釣りゲーム


🔶紙を魚の形に切ってクリップをつけます。磁石を糸に結んで割り箸につけます。


🔶魚だけでなく、動物や虫、花など何でもできます。裏に数字を書いておくと、得点の合計を計算するので、たし算の勉強にもなります。


🔶漢字カードや地図記号カードにクリップをつけると、他の教科の復習にもなります。


🔶子どもたちは、いろんな絵を描いて磁石で遊んでいました。中には私の絵を描いて「先生が釣れた〜!」と喜んでいた子もいました。



②迷路ゲーム

🔶紙に迷路を書きます。クリップの真ん中の端だけ折り曲げてまっすぐに立たせます。その部分に画用紙に描いた絵をセロテープで貼って動かす駒を作ります。


🔶迷路の紙の裏から箸の先に磁石をつけて駒を動かして、迷路を通っていきます。

🔶友達同士で作った迷路を交換して遊べます。



③乗り物磁石遊び

🔶迷路ゲームのアレンジです。紙に道路や線路を描きます。建物をお菓子の箱などで作ってもいいですね。


🔶自動車や電車を紙箱で作って中に磁石を入れておき、迷路ゲームと同じような下から動かして遊びます。


④ダーツ的当てゲーム

🔶金属の箱の蓋などの上に紙を貼って的を作ります。ダーツみたいにしてもいいし、オリジナルの的の絵を描いてもいいのです。


🔶小さめの円い磁石を紙に包んで余分な所を捻って長くしてダーツの矢のようにします。


🔶得点の方法も工夫させると面白い発想が出てきます。



⑤コロコロゲーム

🔶ガムテープやセロテープの芯の内側に磁石を貼り付けます。


🔶同極が反発し合うように割り箸の先に磁石を貼り付けて、 芯を転がして遊びます。


🔶ゴールまで誰が一番早いかを競っても遊べるし、サッカーのように相手のゴールに入れて遊ぶという方法もできます。



⑥かわいいマグネット工作

🔶冷蔵庫などに貼るマグネットを手作りします。紙粘土でキャラクターなどを作ります。中に磁石を埋め込んでおき、乾いたら色を塗って完成です。簡単にオリジナルの作品が仕上がります。

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小学校の英語教育②ALTと

🔴小学校の英語教育②ALTと


🔶前回の記事①では、英語教育についての私見を述べました。



🔶今回は、英語教育の実践をする前に先生たちにしてほしいことです。


🔶英語が得意だという方を除くと、多くの小学校教員は、英語を教えることに不安を抱えていることだと思います。


🔶しかし、小学校段階の英語教育には、難しい言葉や文は出てきません。会話の内容も単純なものなので自分でハードルを高くしないことです。


🔶一番初めにしてほしいことは、ALT(Assistant Language Teacher)とコミュニケーションを取ることです。


🔶これまで赴任した学校にもいろんなALTの先生が来られていました。日本人と結婚されて長年日本に住み、日本語が堪能な方もいれば、来日したばかりで、ほとんど日本語が出来ない人もいました。


🔶まずは、職員室で自分から話しかけることです。日本語でもいいのです。知っている英単語を並べるだけでもいいので、気持ちを伝えようとする事が大切なのです。


🔶以前、誰にも話しかけられずに職員室でポツンと座っていたALTの先生がいました。


🔶聴覚障害のある方がいたら、どんなコミュニケーションをとりますか?手話が出来なくても何とか意思疎通をしようとしますね。


🔶 英語もコミュニケーションのツールの一つに過ぎません。関わりを避ける事が一番いけない事です。


🔶道で外国人が困っていても、見て見ぬ振りをする日本人は多いそうです。(関西のおばちゃんは、どうしたん?と声をかける割合が高いそうです。その後、「そこの兄ちゃん、この人困ってるみたいやから助けたって」と…)


🔶日本人は、正しい文法で喋らないといけないという強迫観念が、学校教育の中で植え付けられてしまっている気がします。


🔶私も英語は35年以上も前に高校時代に勉強したきりで、片言の単語しか覚えていません。(大学では遊んでいたので…)でも、ALTの先生とはいつも仲良くなっています。


🔶必ず喋りかけ、コミュニケーションを取ろうと心がけているからです。


🔶その時もポツンと座って寂しそうにしていたALTの先生に話しかけました。何度か雑談していると、いろんな事が分かってきました。


🔶「誰も僕に話しかけてくれない」「みんなに避けられている」「子どもたちも僕のことを笑っているように思う」と彼は感じていました。


🔶覚えている単語を使ったり、絵を描いたりしながら、彼の気持ちを知ることができました。


🔶「子どもたちは、あなたの事を笑っているのではなく、恥ずかしくて笑ったり、楽しいから笑ってるだけだよ」「先生たちもあなたを避けてるのではなく、忙しかったり、英語が苦手だと思ってたりしているだけなのだよ」と伝えました。


🔶いろんな「雑談」をしていると、彼の気持ちもほぐれたのか、今度お酒を呑みに行こうという話になりました。


🔶週末に居酒屋に行き、いろんな「話」をしました。お酒を呑んでいると、どこの国の人だろうと同じです。


🔶料理のこと、家族のこと、昔のことを話していると、片言の英語でも身ぶり手ぶりや表情で何となく分かるもんです。


🔶「同じ釜の飯を食う」という言葉通り、彼と仲良くなりました。“You are my best friend”と言ってくれ、彼と何度も乾杯しました。


🔶何もALTの先生とお酒を飲みにいかなくてもいいのです。同僚と同じように休み時間に一言声をかけるだけでもいいのです。


🔴英語の時間の打ち合わせの時に、少しずつ雑談もしながら、関係性を作っていくと授業の内容の幅も広がっていくのです。


🔶英会話スクールに行かなくても、英語力がアップします。


🔶彼だけでなく、他の学校に転勤してもALTの先生と仲良くなりました。毎回、会う度にジョークや雑談をして楽しんでいると、不思議なことに少しずつ会話も聴き取れるようになってきます。

🔶ただし、メールや電話は難しいのです。電話では、表情や身ぶり手ぶりがてきないし、メールは英作文なので勉強してなければ無理です。


🔴大切なのは、ALTの先生と仲良くなりたいという必要性を自分が感じられるかどうかだと思います。



🔶そのことが、子どもたちもALTの先生ともっと仲良くなりたい、話をしたい、話を聴きたい、英語を分かりたいという「必要性」につながるのです。


(つづく)

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