授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

算数 5年生 割合の授業2

🔴算数 5年生割合の授業2


🔶子どもにとって割合の学習は、単位量当たりの単元とともに難しい学習です。


🔷教科書(日本文教出版)の例題です。


🔷れんさんは、子ども会でスキーに行きます。下の表はスキー教室の希望者の数を調べた結果です。希望がかないやすいのはどのコースですか。


上級コース 定員20人 希望者16人

中級コース 30人 45人

初級コース 35人 21人

雪遊びコース 20人 20人


🔷定員の数をもとにすると、上級コースと中級コースの希望者の数はそれぞれ何倍になりますか?


と記載され、図が2つの線で表されています。


🔷上級コース16÷20=0.8

0.8倍


🔷中級コース45÷30=1.5

1.5倍

と式と答えも記載されています。


🔷割合=比べる量÷もとにする量


という公式も説明されています。


🔷しかし、公式を覚えて解きましょうでは、なかなか子どもにとっては、意味も分からないし、解く事も容易ではありません。


🔷ここで発見させたい事、押さえたいポイントは、「もとにする量」が必ず基準になるということです。


🔶公式を「くもわ」という言葉で覚えさせて、当てはめる方法もあります。


🔷「もとにする量」さえ見つければ、式が作ることが出来るという事です。


🔷この問題では、コースの定員が「もとにする量」です。


🔷「もとにする量」が土台となって、「比べる量」がその土台の上に乗っていると考えると分数で表す事が出来ます。


🔷つまり上級コースは20分の16です。

分数は割り算にできるので、16÷20=0.8


🔷中級コースは30分の45

同様に45÷30=1.5


🔶文章題からどれが「もとにする量」「比べる量」なのかを見つけることが難しかったり、意味がわからないまま、適当に当てはめたりして式を作ったりする場合が出てきます。


🔶まず、文章を図に変換する力をつける必要があります。


🔶教科書の図を理解させる事も必要ですが、自分で文章を図に書き変える事ができるようになってほしいのです。


🔶とはいえ、苦手な子には難しい作業なので、ペアやグループで考えて説明し合うことです。


🔶そこで考えた図を黒板に書いてもらうと、いろんな図が出てきます。


🔶同じ文章題でも、いろんな図を繰り返し説明を友だちから聴く事で理解が深まってきます。


🔶一番カンタンなのは、「もとにする量」を分母に書いて、「比べる量」を分子に書くことです。


🔶「もとにする量」を1とすると、「比べる量」はどれだけになるかが「割合」になるからです。


🔶このブログでは文章で説明しているので、分かりにくいと思います。だからこそ、ノートや黒板に図を書くことが大切なのです。



PVアクセスランキング にほんブログ村

国語5年生 テレビとのつきあい方

🔴国語 5年生 テレビとのつきあい方


東京書籍の5年生の教科書に掲載されています。


🔶説明文の授業ですが、社会科の「わたしたちのくらしを支える情報」と関連づけて、同時進行で合科的に行う事が出来ます。


🔶テレビの情報は、映像や写真の切り取り方や、編集の仕方、報道する側の意図で内容の伝わり方が違ってくる事を読み取れれば良しとしてもいい教材だと思います。


🔶ピラミッドだけが映った写真、ピラミッドの周りのホテルも映った写真が例として取り上げられています。


🔶写真の切り取り方でイメージがずいぶん変わります。




🔶伝える側の意図によって、受け取る側の感じる事が左右されることを文と写真から読み取らせることが必要です。


🔶一部だけの情報で想像すると、真実と違ってくることを考えさせたい所です。


🔶教科書では、インターネットやテレビ、新聞などのメディアとのつきあい方をそれぞれが書いてみようという指導例が載っています。


🔶本文と資料には、2010年の調査として、「世の中の出来事や動きを知るうえで役に立つメディアは何ですか」という質問で、テレビが一番と答えた人が断然多く、テレビを見ている時間も他のメディアよりもずっと多いと記述されていますが、この8年でずいぶん変化しているはずです。


🔶算数で割合の学習も同時期にしているので、子どもたちがどのメディアから情報を得ているかの調査をしてグラフにしてみるのも面白いかと思います。


🔶保護者にも子どもたちが聞いてきて、その結果の割合を計算してから、考えさせると、算数と国語を合科的に学ぶことができますね。


🔶今では、スマホなどのインターネットがテレビに近づいているか、上回っているかもしれません。


🔶ちなみに前の教科書にもこの教材は掲載され、2005年のデータが載っています。


🔶次回の改訂では、この教材は教科書に掲載されていない可能性が高いのではないでしょうか?


🔶重点的に読み解いていくというよりも、この教材文をキッカケにしてスマホなどのネットニュースの信憑性やSNSの危険性などに目を向けた「メディアリテラシー」を学ぶことの方がいいのではないかと思います。



PVアクセスランキング にほんブログ村

算数 5年生 割合の授業1導入はクイズで

🔴算数 5年生 割合の授業1導入はクイズで


🔶割合は、子どもにとって難しい単元の一つです。


🔶導入は、楽しく興味を持って学べる身近な問題ですると、子どもたちの意欲につながります。


🔴冬休みの生活を割合クイズにするのです。



🔶割合の学習は面白いよ、簡単だよというイメージを持たせるのです。


🔶そのために百分率(%)を導入にします。教科書では、割合の仕組みから学んでいきますが、子どもの興味を惹くようにはなっていませんし、難しく感じ、苦手意識を持ってしまうように思います。


🔶「ネプリーグ」というクイズ番組のようにパーセントをグループで予想して当てていく形式にします。


🔷大みそかに12時まで起きていた子の割合は?


🔷クラスの人数を分母、起きていた子の人数を分子にして、分数で表します。



🔷クラスの人数が30人、起きていた子が18人なら、30分の18で、割り算にすると、18÷30=0.6


🔶ここで0.6とは60%の事だと教えておくのです。



🔷例としていくつか予想の%と結果の%の問題をしたら、グループでチャレンジしてもらいます。


🔷冬休みの宿題を12月中に終わった人の割合は?


🔷グループごとに相談して、予想した何%かを発表してもらいます。


🔷クラスみんなに聴いて手を挙げてもらいます。(事前にプリントにしてアンケートに答えておいてもらってもいいかもしれません。)


🔷計算を黒板に書いてもらいます。結果を出して、1番近い予想をしたグループの順に得点をあげてもいいし、持ち点の100%から結果との差だけを引いていってもいいでしょう。


[問題例]



🔶温泉に行った子の割合は?


🔶除夜の鐘を聴いた子の割合は?


🔶紅白歌合戦を見た子の割合は?

(視聴率も割合なので触れる事が出来ますね。ダウンタウンの番組ガキの使いの方がウケるでしょうね)


🔶お餅を5個以上食べた子の割合は?


🔶体調を崩した子の割合は?

(もう大丈夫?と様子を聴くことができます)


🔴「もとにする量」はクラスの人数である事を押さえる事も出来ます。


🔴こんなふうに割合の導入の授業をしておくと、これからの難しい割合の学習の土台にもなるし、意欲付けにもなるのではないでしょうか?








PVアクセスランキング にほんブログ村