授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

算数 大きな数の授業 その1量を体感

🔴算数 大きな数の授業 1量の体感



🔶 3年生では億、4年生では兆まで学習します。




大きな数は、その量を実感することが大事です。




黒板に1センチの正方形の紙を貼ります。



その次に縦10センチ横1センチの紙を貼ります。1個ごとに区切りの線を入れておきます。


これで10ですね。




ではこの10が10個集まったら?

とマスの線を書いた10センチの正方形を貼って、これで100だね。




というように目で見て量を実感しながら、1000。


そして、1万の紙を貼っていきます。




縦に100個.横に100個で1万個です。

1枚の模造紙にだいたい書けます。




そしてこの1万の紙を10個つないだら?10万になって、教室の前の廊下に置いたら、はみ出すよね。




と10ずつ集まったらどうなるかを視覚的に実感させていきます。


(すみません、文では分かりにくいですよね。写真があれば良かったのですが)


🔶 100万では、教室がだいたい8m×8mなので、廊下とベランダをあわせたぐらい。


体育で運動場に行くついでに10m✖️10mの正方形(100万)を白線で描き、1万の模造紙と比べて体感させる方法もあります。




1000万は、教室が10個分と廊下とベランダぐらいだとイメージさせます。



1億は、運動場と校舎ぐらいでしょうか。100m×100mですね。1センチ角のタイルを敷き詰めようとすると気の遠くなる数だと想像できます。



1兆は、10km×10kmです。もう町の大きさになります。



単に数字を1,000,000,000,000と書いても、苦手な子には訳が分かりません。できるだけ具体物か、半具体物などでイメージさせる必要があります。



そして、大事なのは、位取りの規則。日本語の数字の数え方は、一、十、百、千という四つの繰り返しになっていることを発見させます。


⭐️ 始めの家の部屋(位)も四つ。次の建物は、万だから、「マンション」で部屋(位)も四つ、その次の建物は、マンションの奥(おく)にあるから億というような覚え方を子どもたちと考えました。



だから数字を一の位から四つずつ区切っていくと、数えやすいことに子どもが気づくような授業を展開します。


この四つずつの位取りが大事だと子ども自身が押さえるよう、繰り返し指導する必要があります。



苦手な子に「どこが困ってる?」と尋ね、理解したつもりになっている子らに位取りの仕組みを何度も説明することで、納得の度合いが高まっていきます。


🔵 余談ですが、タレントのブルゾンちえみさんの35億が流行ってるので、子どもにやってもらいました。


35億は、0いくつ?の問いに、位取りの表に当てはめて答えていた子も、家とマンションの部屋が4×2で8個と頭の中で答えられるようになってきています。


🔴兆より大きな数を知りたいという声が出たので、もしもしかめよのメロディにのせた覚え方もやってみました。




その3では、数字カードを使った大きな数ゲームのやり方を紹介しています。遊びながら学べるゲームです。






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教室は◯◯◯◯所だ 道徳や学級会で

🔴教室は( )な所だ



「教室はまちがう所だ」の詩について前にふれましたが、子どもたちに教室ってどんな所になってほしい?と考えてもらいました。



みなさんは( )にどんな言葉を入れますか?

いくつでも考えてみてください。



子どもたちはたくさん書いてくれました。


☆教室は 安心できる 所だ


☆教室は 学ぶ所だ


☆教室は 力をあわせる所だ


☆教室は 楽しい所だ


☆教室は 失敗してもいい所だ


☆教室は 友達と仲良くなる所だ


☆教室は がんばる所だ


☆教室は みんなでつくるものだ


子どもたちの願いや思いがつまっています。



これらの中から自分たちが特に大切にしたいことを話し合っていきます。


みんな安心して学びたいと願っています。



🔵そんな気持ちをダメにしてしまうことって何なのかを話し合ってもらいます。



・発言をバカにして笑う


・勝手にしゃべってうるさい


・意見を聴いてくれない


・いじわるをする


・えらそうに見下す


などいっぱい出てきます。




こんなクラスにしたい、こんなことをされたら嫌だという願いは、みんな共通しています。



だからこそ、クラスの約束ができます。



でも、人間だからケンカになるし、失敗もします。



そのたびに、この原点の願いに戻って確かめ合う作業を日々していくことが大事なのです。






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ハテナ❓を考える授業3アクティブラーニング

🔴ハテナ❓を考える授業3



アクティブラーニング





🔶ハテナ❓を大事にしていくことは、子どもたちが自ら課題を見つけ解決していく力の土台になります。



アクティブ・ラーニングの基礎となる力です。



🔶ハテナ❓を作るトレーニングを授業でやります。



一つの言葉、モノや写真からできるだけたくさんの疑問、ハテナ❓を考える授業です。



例えば、「鉛筆」

・なぜ鉛筆というの?


・材料は?


・日本では一年間に何本作っているのか?


・クラスの子の鉛筆の平均の長さは?


・なぜ丸いのと六角形のがあるのか?



*「一本の鉛筆から」という絵本が国語の教材にもなっていますね。


グループで考えるとたくさん出てきます。



🔶お題は学年に応じてやります。


「電信柱」「回転寿司」「りんご」「ドライアイス」……



遊び感覚でハテナ❓を考えたら、今度はそれを活かして、各教科の時に使います。



🔶 特に社会科などに効果的です。



🔶 5年生では産業のことを学習しますが、お寿司のハテナ❓から水産業のことが見えてきますね。


◯1匹のマグロから何皿取れるのかな?


◯マグロを海でとってから、食べるまで何日かかって、どんな行程があるのか?



などいっぱい出てくるでしょうね。



🔶 4年生では、水道やゴミ処理、消防や警察の仕事を学習しますが、それこそハテナ❓はいっぱい出てくるでしょう。



まず、単元の最初に考え、学習を進めていくと、さらに追求したいハテナ❓も出てきます。



🔶 3年生では自分たちの町のことを学習しますが、その中で、「だれもが安心して、しあわせにくらせる町に」という言葉から考えました。



・だれもがって?

・安心してってどういうこと?

・しあわせにって?

・私たちの町はそうなってるの?

・昔はどんな町だったのかな?



🔴 与えるのではなく、子どもから出てきた課題をもとに学習を組み立てることで問題意識が高くなります。



このように課題を見つけるところからスタートして、問題解決ができるよう教師は支援していけばいいと思っています。





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