🔴国語 作文・日記指導3
作文が劇的に変わる‼️
🔵運動会や遠足、修学旅行などの行事の作文や日記を書く時の指導方法です。
🔶ほとんど書き方の指導をしないで書かせていることが多いのではないでしょうか?
🔴まずは、一番書きたいこと話したいことを選んで、一つのことをあった順番に書くことを会話「 」を中心に書かせることです。
🔶例えば、遠足の作文だと指導しないと、どうしてもひとくくりのありきたりで同じような文章になってしまいます。
遠足で動物園に行きました。電車に乗って行きました。最初にクラスで写真をとりました。それからライオンとキリンを見ました。キリンの首はとても長くてびっくりしました。カバやゾウも見ました。大きかったです。それからお弁当を食べました。おいしかったです。
そして電車に乗って学校にもどりました。楽しかったです。
というような文が多くなります。
↓
そこで❗️
🔴会話を書くことを中心にすると、臨場感があり、その子だけにしか書けないイキイキとした文章が書けるようになってきます。
「めっちゃ長いなぁ」
とアキラ君が言いました。
「ほんまやな」
とぼくは言いました。
「首も長いし、足も長いなぁ」
とかなちゃんも言いました。
すると、キリンがゆっくり近づいてきました。みんなで
「うわっ」
とさけびました。みかちゃんは、走って逃げてしまいました。
ぼくたちはわらいました。
本当は、ぼくもちょっと後ろにさがってたけどいいませんでした。
というようにその子にしか書けない文章が出来上がります。
比べてみて、どうでしょうか?
上の作文は、全部のことを書こうとしています。
下の作文は、キリンのことにしぼって書いています。
🔶両方の例をプリントにして、子どもたちに読ませて考えさせます。
どっちの作文も読んでみて、遠足の様子をよく描写できている方を考えさせます。
🔴下の作文が、なぜ遠足の様子がよく分かるのかについた意見を出させると、
友達としゃべっている言葉を書いている。
キリンを見た時の様子がわかる、書いてある。
こんな意見が出てきます。
🔶 上の作文のようにびっくりしたと書かなくても、下の作文は、びっくりした様子がよく分かるということを伝えます。
①会話を書く。
②一番心に残った事を選んで書く。
③他のことは、省く。
*別の事も書きたかったら、題を変えて、もう一つ作文を書く。
弁当を食べた時に友達からもらった唐揚げのことが一番心に残ったのなら、その事を書けばいいのです。
全部続けて書こうとすると、ダラダラと長くなって、何が心に残ったのかが、はっきりしなくなります。
🔵書きたい所から始めることが大事です。電車に乗ったことは、みんなも同じだから書かなくてもいいのです。
キリンのことが一番心に残ったのなら、そこから書き出す。
⭐️ビデオに例えると、余計な所は、早送りでとばして、そこだけにしぼるということなのです。
こうした授業をしておくと、一人一人の作文帳に頭を悩ませる必要が少なくなります。
🔶すぐには、変わりませんが、一つの場面をくわしく書けている子の作文を一枚文集などで紹介して読み合う中で、少しずつ上達してきます。
🔶また、こんな内容の説明を書いたプリントを作文帳や、日記帳に最初に貼っておきます。
🔶学級通信に書いて、保護者に伝えておくと、日記の場合は、協力も得られます。