授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

国語 敬語大会2 日記 ナイショの宿題

🔴国語 敬語大会 2 ナイショの作文


🔶さて、敬語の学習をして、家で家族に敬語で話し、その場面を作文に書いてくることを宿題にしたとその1で紹介しました。


どんな作文を書いてきたかと言うと・・・




🔵「敬語作戦失敗」


家に帰ってお母さんに敬語作戦を開始した。

「お母様、お願いがあるのですが、聞いていただけますでしょうか?」

「え〜〜何〜変なしゃべり方して〜」

「おこづかいの件なんですが〜」

と言いかけたら、速攻で

「絶対、無理!」

と言われました。

「そこを何とか、お母様」

無視されました。僕のこづかいアップの夢はあっけなく消えました。




🔵「お母さんには敬語は通じない」


いつ敬語を使おうかと考えていました。すると、お母さんが

「宿題は?」

と聞いてきたので、

「はい、やってまいります」

と言うと、

「何でそんな言い方するの、早くやってきなさい」

とおこられたので急いで宿題をしました。終わってお茶を飲もうとしたら、

「ちゃんと宿題やった?」

とお母さんがまた聞いてきたので

「はい、やってまいりました」

と答えると、

「また変な言い方して、何かたくらんでいるやろ?」

と言われたので、敬語の宿題のことを説明しました。すると、

「ということは、まだその作文の宿題はまだ終わってないやろ。早くやってきなさい」

とまた叱られました。お母さんの反応は面白かったけど、敬語はむなしいと思いました。



こんな楽しい作文がいっぱい出来上がりました。これらを学級通信に掲載して、保護者の方にネタバラシしました。


🔶 友達や家族に敬語を使うことは、難しいですね。でも、電話の応対や外出先できちんと敬語が使えるようになってほしいですねと学級通信には書きました。



敬語で話すことは、家庭での躾がほとんどのウエイトを占めるからです。




🔶子どもたちは、共通のテーマで作文を書いたので、その状況や様子の描写を読みながら、お互いに盛り上がっていました。



🔴前回に紹介した「サソリの標本大作戦」の作文や今回のようなナイショの作文は、時々、日記の宿題にすると楽しんで書いてきます。




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国語 敬語大会 ナイショの宿題1

🔴国語 敬語大会 1 ナイショの宿題


敬語の学習で


尊敬語

謙譲語

丁寧語


を学びますが、実際に使えないと意味がありません。


🔶6年生での実践?です。



給食の時間に


「これから敬語大会をします❗️敬語を使って会話すること。もし敬語以外使うとワンペナになりますからね❗️」



と言って楽しみながらの敬語の勉強を始めました。


「Aさん、○○でございますか❓」

「はい、そうでございます」



聞いていると鼻から牛乳が出そうな敬語です。



「このお魚はとても美味しいでございますね」



「昼休みにサッカーなどはいかがですか」



「わたくしは、放送委員会のお仕事がありますので、残念ながら遊ぶことはできないのです。申し訳ありません」



など普段はまったく使わない言葉で、会話をしている子どもたちです。



でも、だんだんとボロが出てきます。



「先生、Bくんが笑かしてくるのでございます。だから怒って〜❗️あ⁉️怒ってください」



「ハイ❗️ワンペナ❗️」



「ワハハハハ〜」



「もうBくんが笑わすからやろ❗️」



「ハイ❗️ツーペナ❗️」



「えっ〜‼️そんなんしゃべられへんやん、もう黙っとこう〜」



「ハイ‼️3ペナ❗️」



途中で開き直って、



「あかん❗️オレもう敬語無理〜❗️」



と絶叫して、チェックされた子もいます。




しばらくすると、みんな沈黙。



口を開いた方が不利と悟ったようです。



「こんなに静かになるんなら、いつもしようかな」


と言うと、



「えっ〜❗️やめて〜先生〜❗️」



「あっ❗️1ペナ」



「・・・やめてください」



というようなまるでコントの世界になります。


🔴そして、これを日記の宿題にします。



「家に帰ったら、おうちの人に敬語で話すこと❗️その場面をいつものように会話文をしっかり思い出して日記に書いてくるのが宿題です。ただし、これはナイショにすること。」



これはノリノリでチャレンジしてきます。なかなか面白い作文が出来上がってきました。


その2に続く





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怒りは悪いの?感情を出せるクラスに

🔴怒りは悪いの? 感情を出せるクラスに


「いつも笑顔で」

「みんな笑顔」

というフレーズが学校でよく使われます。


🔶以前、心理学者の長谷川博一さんの講演で話されていたことです。


「人間には、いろんな感情があって当たり前なのです。喜びだけでなく、怒りや悲しみを学校で出せる空気を作らないと子どもは抑圧されていきます。」


その通りだと思います。



🔶人間は、

悔しいことがあれば、怒り

つらいことがあれば、悲しみ

楽しいことがあれば、笑うのです。


🔶「怒りが悪い感情だと捉えることは、間違っている。なくてはならない感情なのだ。」



🔶「怒りをどうコントロールするのかが大事なのであって、怒りの感情をなくすということではない。怒りを否定すべきではない」

とおっしゃっていました。


🔶子どもたちが、自分を抑え込まずに、怒りや悲しみの感情を自分でコントロールするというスタンスで教師は接していくことが大切だと思います。


🔶 子どもが怒っている時、

「そんなに怒ったらダメ!」

と指導するのではなく、なぜ怒っているのかを丁寧に聴き取っていくことから始めるのです。


🔴そして、そんな時には自分の気持ちをどうしたら伝えることができるのかをいっしょに考えてあげるのです。



🔵以前、友達と衝突して、怒りで興奮していた子がいました。


話を聴こうとして、

「どうしたの?」

と呼びました。


その時、たまたま水筒に熱いお茶を持っていたので、

「何があったの? まぁ、お茶でも一杯飲むか?」

とあげました。

熱いのでゆっくり飲んでいました。


すると、

「先生、ありがとう。もう大丈夫。ちょっと落ち着いた」

と遊びに行きました。


お茶を飲んで、ひと息ついてる間に怒りが収まったようです。

こんな場合だってあるのです。


🔴カウンセリングマインドという共感型の聴き方もあります。

「そうかぁ。それは腹も立つよね。その気持ちはよく分かる」

とまず受けとめて聴くのです。

🔴子どもが出した感情を否定せずに、まずは聴こうとする先生の姿勢は必ず伝わっていきます。


それをいつも繰り返していくことで、感情をそのまま出してもいいんだ、

でも自分で少しずつコントロールしていくんだという気持ちになっていきます。


そんなにすぐは変化しません。

だっておとなでも感情のコントロールは難しいのですから。



🔵 前回の記事では叱る力について書きました。怒るのではなく叱るのだと。




それは、教師や親が、子どもに対峙する時の基本的スタンスです。



怒りをコントロールしながら、叱るということです。



でも、場面によっては、感情で怒りをぶつけてもいいと思います。



怒りという感情を伝えることは大事なのです。問題なのはその出し方・伝え方なのです。





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