授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

国語 ローマ字の指導 その1導入はパソコンで

国語 ローマ字の指導

ローマ字の学習は、昔は5年生でしたが、4年生になり、現在は3年生で指導することになっています。

教科書の記載も少しで、時間数も決まっておらず、4時間ぐらいで指導しているのが現状ではないでしょうか?

これでは習得することは、到底不可能です。

少しでも時間を確保してローマ字を効果的に指導する必要があります。

導入は母音と子音の組み合わせからできている事を簡単に指導してから、パソコンルームでします。

一学期の終わり、猛暑の中、エアコンの効いた部屋でローマ字入力のゲームをさせると、遊びながらどんどん覚えていきました。

二学期は運動会の練習で疲れている時にパソコンルームに行きます。

教室での学習はローマ字は楽しいと実感させてからです。

授業ではなかなか時間を取れないので、朝学習の時間や、宿題にします。

子どもは、自分の名前をローマ字で書きたくて仕方ありません。

学習係やボランティアの子に教室にある時計や黒板や時間割りをローマ字でカードに書いて、掲示します。

とにかく、ローマ字を流行させることです。そうなると休み時間も自由帳に書いています。

授業では 最初、一人では難しいのでペアでローマ字表を見ながら、簡単な言葉を書かせた方がいいと思います。

ペアで友達の名前をローマ字で教えあって書き、どんどん他の友達の名前を書きあっていく活動も楽しみながら学習していました。

母音と子音のカードをペアの数だけ作って、並べて言葉を作るゲームも効果的でした。



その2ではローマ字の学習を授業参観で行った流れを紹介します。




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運動会 ダンスなどの演技指導 コーチを作る

運動会 演技の指導


運動会の練習に忙しい日々を過ごしている先生も多いかと思います。



特にダンスなど演技指導はたいへんです。



ただ熱心になるあまり、怒鳴りつけるような指導になっていないでしょうか?



指示は、できるだけ短く、明確にすることが大切です。



運動場で大きな声でダメ出しをしても子どもの意識にはほとんど届いていないことを自覚している先生は、マイクを使わずに「いいよ❗️」「カッコイイ❗️」とうまくのせています。


また、指示が分かりやすい先生は、曲に合わせて、動作に言葉を付けています。



「1.2.3.4.5.6.7.8」


とカウントするのではなく、


「ヒラヒラ、回って、バーンザイ」


というように振り付けをリズムにのせた言葉をうまく作って覚えやすくしています。



ダンスなどの指導は、演技を細かく分割して、一つ一つその演技ができているかを判定してあげるとスムーズにいきます。


全員を一斉指導しても、完成まではかなり時間もかかります。



20%ぐらいの子ができていれば、合格した子らに「コーチ」になってもらって少人数のグループに分かれて教えあう方がはやくできます。



休み時間に曲を流して、何人かずつ「コーチ」といっしょに練習してもらえば、教師がついて教えるよりよっぽど上手くなります。




「コーチ」もどんどん増えていきます。名称は名人でもインストラクターでもなんでもかまいません。


先生は仕事しながら、「だいぶ上手くなってきたね〜」と意欲を引き出す言葉をかけるだけでいいのです。


楽しむ練習をして達成感の味わえる運動会にはしてください。




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算数 大きな数の授業 その1量を体感

算数 大きな数の授業 その1



3年生では億、4年生では兆まで学習します。

大きな数は、その量を実感することが大事です。




黒板に1センチの正方形の紙を貼ります。


その次に縦10センチ横1センチの紙を貼ります。1個ごとに区切りの線を入れておきます。

これで10ですね。



ではこの10が10個集まったら?

とマスの線を書いた10センチの正方形を貼って、これで100だね。



というように目で見て量を実感しながら、1000、そして、1万の紙を貼っていきます。



縦に100個.横に100個で1万個です。

1枚の模造紙にだいたい書けます。


そしてこの1万の紙を10個つないだら?10万になって、教室の前の廊下に置いたら、はみ出すよね。


と10ずつ集まったらどうなるかを視覚的に実感させていきます。


(すみません、文では分かりにくいですよね。写真があれば良かったのですが)


100万では、教室がだいたい8m×8mなので、廊下とベランダをあわせたぐらい。

体育で運動場に行くついでに10m✖️10mの正方形(100万)を白線で描き、1万の模造紙と比べて体感させる方法もあります。



1000万は、教室が10個分と廊下とベランダぐらいだとイメージさせます。


1億は、運動場と校舎ぐらいでしょうか。100m×100mですね。1センチ角のタイルを敷き詰めようとすると気の遠くなる数だと想像できます。

1兆は、10km×10kmです。もう町の大きさになります。


単に数字を1,000,000,000,000と書いても、苦手な子には訳が分かりません。できるだけ具体物か、半具体物などでイメージさせる必要があります。


そして、大事なのは、位取りの規則。日本語の数字の数え方は、一、十、百、千という四つの繰り返しになっていることを発見させます。


始めの家の部屋(位)も四つ。次の建物は、万だから、「マンション」で部屋(位)も四つ、その次の建物は、マンションの奥(おく)にあるから億というような覚え方を子どもたちと考えました。


だから数字を一の位から四つずつ区切っていくと、数えやすいことに子どもが気づくような授業を展開します。


この四つずつの位取りが大事だと子ども自身が押さえるよう、繰り返し指導する必要があります。


苦手な子に「どこが困ってる?」と尋ね、理解したつもりになっている子らに位取りの仕組みを何度も説明することで、納得の度合いが高まっていきます。


余談ですが、タレントのブルゾンちえみさんの35億が流行ってるので、子どもにやってもらいました。


35億は、0いくつ?の問いに、位取りの表に当てはめて答えていた子も、家とマンションの部屋が4×2で8個と頭の中で答えられるようになってきています。


兆より大きな数を知りたいという声が出たので、もしもしかめよのメロディにのせた覚え方もやってみました。



その3では、数字カードを使った大きな数ゲームのやり方を紹介しています。遊びながら学べるゲームです。




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