授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

体育 忍者の修行 低学年

🔴体育 忍者の修行 低学年


2年生の実践です。






🔶低学年は、「模倣の動き」としていろんな運動を組み込みます。


🔶忍者をテーマにすると動物も植物も、どんなものでも「○○の術」でできるのですからピッタリです。


グループに分けて、「赤影一族」など名前をつけさせておきます。


🔴運動場

ハードル 平均台 鉄棒 登り棒

砂場 ジャングルジム 雲梯


🔵体育館

マット とび箱 フラフープ

平均台 ロープ

🔶場所に合わせて、ある道具を工夫して使います。


全員、忍者座りで待たせておきました。


黒い忍者衣装を作って覆面もして、ササササッと走って来て、バク宙をして子どもたちの、前に登場‼️


背中にはオモチャの刀❗️



「先生に頼まれて伊賀の国から参ったハットリハンゾーでござる‼️今から忍者の修行じゃ❗️よいか❗️」


という感じで始めました。



🔶並べてある道具を使って忍者の術を考えます。


🔶平均台のグループでは、横向きになって「カニ歩きの術」や、四つん這いになって「ヤモリ歩きの術」など動きを考えています。


🔶鉄棒のグループでは、逆さまにぶら下がって「コウモリの術」、前回り降りをして「風車の術」というに考えてやっていました。



🔶低学年では、自分たちでいろんな体の動きを考えてやってみることが大事です。




🔶友だちが考えた術を取り入れて、アレンジして別の術を編み出していきます。


いろんな発想が出てきて驚かされました。



🔶忍者手帳(体育カードです。忍者の絵と手裏剣の絵を印刷して綴じたもの)に考えた術の名前をつけて書いていきます。



🔶折り紙で手裏剣を作って一族の印にしたグループも出てきます。


忍者ブームが起こり、体育が苦手だった子も楽しんでやってくれました。



🔵この技をしなさいではなく、自分で動きを考えて、その動きが技になるからです。



🔵出来る、出来ない、上手い、下手ではないからです。



子どもは楽しみだすと、友だちのカッコいい技をやりたくなって、教えてもらいながら、練習をし出します。



実は私が一番楽しんでいたかもしれません。だって、この為にバク宙の練習をしたのですから。今は前転もこわいですが・・・


🔴新任一年目、32年前の実践ですが、よく覚えています。



この子らが大人になって同窓会をした時に忍者の話で、盛り上がりました。



「あのハットリ先生すごかったですね❗️」



「あれは先生だって、目と声ですぐわかりましたよ」



という友だちの言葉に


「え〜〜⁉️」



と驚いていた子もいました。

「あんた、分かってなかったん⁉️」



と逆にみんなで驚いて爆笑の同窓会になりました。



体育もいろんな工夫とアイデアで思い出に残る実践を考えてやってみてくださいね。




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体育とスポーツ

体育とスポーツ



スポーツ庁長官の鈴木大地さんが毎日新聞に掲載されたコラムから


🔷日本体育協会は来年4月から日本スポーツ協会に名称変更


🔷国民体育大会も国民スポーツ大会への変更が議論されている


🔷体育の日もスポーツの日に議員連盟で改称する議論がされている


🔶なぜ今「スポーツ」なのか。私はスポーツという言葉の幅広さを皆さんにも感じとってもらいたいと思う。


🔶体育と聞くと多くの方が学校での授業を思い浮かべるかもしれない。運動が苦手な方はつらい思いをしたこともあっただろう。


🔶スポーツの語源は、ラテン語の「気晴らし、楽しみ」という言葉。体を動かすことは本来、楽しいことなのだ。



というようなことが書いてありました。



さて、この記事からどんなことが考えられるのでしょう。



学校の体育の授業は、誰もが楽しいものになっているのか❓



技能だけを追求するものになっていないか❓



上手い子だけが活躍する授業になっていないか❓



もしかしたら、数年後には「体育」から「スポーツ」になっているかもしれませんね。




体育は、もともと兵隊としての基礎体力を養うことや軍事教練としての団体行動をする所から始まっています。



運動会の行進などはその名残りです。



「気をつけ、直れ、休め!」もそうです。



まだ行っている学校もありますね。



運動系の部活では上下関係があり、いまだにしごきもあります。



私自身も、ずっと体育会系で中・高・大と10年間どっぷりとつかり、耐えてきました。



もちろん良かった部分もあります。


でも、理不尽な内容の「地獄のような合宿」があり、もう一度やれと言われても絶対にイヤです。



若い頃はずっと校務分掌で体育部に入り、体育主任もしていました。



いろんな工夫をして、運動が苦手な子もみんなが楽しめる体育をしてきたつもりです。



でも、鈴木大地さんのコラムを読んで、根本的な所で体育という教科を見直していく必要があるとあらためて思います。



これまで高学年だけだった「体力調査」(スポーツテスト)が、体力の低下を理由に、中学年から実施されるようにもなってきています。



これは必要なのでしょうか?


そして、全国平均との比較などをして休み時間に全校体育をしている学校も出てきています。※



昔と比べて体力が落ちているのは当たり前です。



遊ぶ時間は習い事で少なくなり、空き地が減り、公園では禁止事項が多くなり、少子化で子どもが減り、異年齢の集団で遊ぶ経験も減り、不審者問題で外へ遊ぶに出られないのですから。


子どもは本来、遊びの中で体の使い方や体力がついていくものです。


授業でも、技能の習得よりも遊びの要素がたっぷりの楽しむスポーツとして行うことが大事だと考えます。



教師ですから、全員に逆上がりができるように努力させたい、二重跳びができるようにさせたいというふうにみんな思います。


その結果、運動が苦手だ、嫌いだという意識を持たせていないかを自問自答しなければならないと考えさせられた鈴木大地さんの記事でした。


※私の学校では、内容を異年齢の縦割り遊びにして、グループごとに遊びの中身をケンケンオニなどをしています。提案してくれた体育主任の若い先生に「これはいいね👍」と声をかけたのは、新聞記事を読む少し前のことです。



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算数 楽しい授業とは❓ その1

🔴算数 楽しい授業とは?

🔶楽しい授業とは、知的発見があり、問題を解決するそのものが楽しいと思える内容が一番だと考えています。

よく授業の後に

「今の算数の時間、難しかった❓面白かった❓」

と子どもたちにたずねます。

手ごたえを感じた授業の時は、

「難しかった。けど楽しかった!」

という答えが返ってきます。

🔶簡単でわかりやすい中身では、「面白かった!」にはならないのです。

🔶ジャンプして届く問題を解決出来た時に、子どもも達成感を感じるのです。


とはいえ、クラスで35人いれば理解度もスピードも違います。


🔶だからこそ、ペアやグループでの学び合いをベースにするのです。


一人ではできないことは、友だちに

「これどういう意味❓」

「ここは、どうやって解くの❓」

ときける力を子どもにつけます。


きかれたら全力でそれに応えていっしょに考えていく力をつけていくのです。


「ここはね、こうだから〜、ここまでいい?それで〜」


という言葉が当たり前のようにペア・グループでの声が教室で聴くことができるようになるには、毎日、毎時間の積み重ねが大事です。


🔵以前、紹介した「あまりのあるわり算」の問題を授業でした時のことです。

🔲🔲➗🔲=6あまり🔲


という問題は🔲の中に数字が何通りも入ります。


はじめ、子どもの中には🔲がいっぱいあるので、意味が分からない子がたくさんいました。



こんな時に力を発揮してくれる子がいます。グループだけでは分からない場合には、その子に聞きにいっています。


一見、難しいと思えたこの問題は、意味さえ理解できれば、実はどの子も分かる問題です。


答えが、何通りもあるのでどのグループも懸命に答えを見つけ、黒板に書きに来ていました。


「あ〜もう先に書かれていた〜!」


チャイムが鳴って休み時間になっても、まだやりたいと続けていた子もいました。

🔶力を出し合い、難しい問題を解決できるようになった時、子どもは楽しかったと感じるのです。

分からないとつまらない。

簡単だとつまらない。


簡単すぎたり、難しすぎたりすると、意欲は、高まりません。


ジャンプできる問題を授業に取り入れることは、大切です。


🔶全員最後までできなくても、解いていく過程で基礎の力を使う問題などにすればいいのです。

🔵昔、「ドラゴン桜」というマンガがヒットしました。ドラマ化もされましたね。落ちこぼれの高校生が東京大学合格を目指すストーリーです。

その中でも紹介されていますが、灘高校など受験校では、生徒が分からない所は、聴き合っているのです。

🔶受験のライバルだから教えないのではなく、説明をすることは自分の理解が深まることを分かっているから、出来る生徒が質問には丁寧に応えるのです。

そんなことを高学年の子どもたちなら伝えてもいいですね。





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