授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

間違いは消さない

🔴間違いは消さない


テストやプリントの間違いを直す時


⭐️消しゴムで消さない


なぜ間違ったのかが分かるように残しておく方が大切なのです。


「間違いは宝物」


学習の合言葉にします。




誤答をしっかりと残して、どんな間違い方をしたのかを考えることが大事です。


特にテストは、する事よりも、点数という結果よりも、間違い直しの方が大切です。


間違い直しでは、誤答を消さずに赤鉛筆で新しい解答を書かせます。


それがまた間違いなら、今度は青鉛筆で直して書いていきます。


高学年なら、なぜその間違いをしたのか、書かせるといいと思います。


正解した問題よりも、間違った問題を大切にするためにも、消さずに残して、やり直しをするのです。


⭐️ある方のブログにイタリアの学校事情について興味深い記事が書かれていました。


「イタリアでは、子どもの頃からノートは、ボールペンで書きます。間違えたら?二重線で消すそうです」


「すなわち、間違えた経緯も提出するのです。間違えであっても自分が書いたものに責任を取り、書くからには、慎重に確認し実行しなさいということ」

(記事の一部を要約)


✅調べてみると、イタリアだけでなくフランスでも小学校で、ボールペンや万年筆を使っているようです。


✅1年生や2年生は鉛筆を使っているようですが、小学校3年生ぐらいからは、ノートにはボールペンで書いています。


✅確かに、インクで書けば消せないので、できるだけ丁寧に書くように気をつけることになります。


✅さらに、書いた内容を消させないことで、思考のプロセスが記録されることになり、子どもの学習状況を把握できるという事です。




🔴日本でも筆と墨を使っていた時には同じ考えの指導だったと思います。


鉛筆ではなく、ペンを使ってノートを書く事も取り入れてみてはと思うキッカケを与えてくれたブログの記事でした。


🔵小学校では、シャーペンではなく鉛筆を使わせる指導が、一般的です。


筆圧を調整して書ける事と文字を上手に書くために鉛筆の方が適しているからです。


しかし、よく考えてみると、おとなになれば鉛筆はほとんど使いません。


高学年では、ボールペンを使って書く事を取り入れてみてはどうでしょうか?


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