算数 5年生 割合の授業2
🔴算数 5年生割合の授業2
🔶子どもにとって割合の学習は、単位量当たりの単元とともに難しい学習です。
🔷教科書(日本文教出版)の例題です。
🔷れんさんは、子ども会でスキーに行きます。下の表はスキー教室の希望者の数を調べた結果です。希望がかないやすいのはどのコースですか。
上級コース 定員20人 希望者16人
中級コース 30人 45人
初級コース 35人 21人
雪遊びコース 20人 20人
🔷定員の数をもとにすると、上級コースと中級コースの希望者の数はそれぞれ何倍になりますか?
と記載され、図が2つの線で表されています。
🔷上級コース16÷20=0.8
0.8倍
🔷中級コース45÷30=1.5
1.5倍
と式と答えも記載されています。
🔷割合=比べる量÷もとにする量
という公式も説明されています。
🔷しかし、公式を覚えて解きましょうでは、なかなか子どもにとっては、意味も分からないし、解く事も容易ではありません。
🔷ここで発見させたい事、押さえたいポイントは、「もとにする量」が必ず基準になるということです。
🔶公式を「くもわ」という言葉で覚えさせて、当てはめる方法もあります。
🔷「もとにする量」さえ見つければ、式が作ることが出来るという事です。
🔷この問題では、コースの定員が「もとにする量」です。
🔷「もとにする量」が土台となって、「比べる量」がその土台の上に乗っていると考えると分数で表す事が出来ます。
🔷つまり上級コースは20分の16です。
分数は割り算にできるので、16÷20=0.8
🔷中級コースは30分の45
同様に45÷30=1.5
🔶文章題からどれが「もとにする量」「比べる量」なのかを見つけることが難しかったり、意味がわからないまま、適当に当てはめたりして式を作ったりする場合が出てきます。
🔶まず、文章を図に変換する力をつける必要があります。
🔶教科書の図を理解させる事も必要ですが、自分で文章を図に書き変える事ができるようになってほしいのです。
🔶とはいえ、苦手な子には難しい作業なので、ペアやグループで考えて説明し合うことです。
🔶そこで考えた図を黒板に書いてもらうと、いろんな図が出てきます。
🔶同じ文章題でも、いろんな図を繰り返し説明を友だちから聴く事で理解が深まってきます。
🔶一番カンタンなのは、「もとにする量」を分母に書いて、「比べる量」を分子に書くことです。
🔶「もとにする量」を1とすると、「比べる量」はどれだけになるかが「割合」になるからです。
🔶このブログでは文章で説明しているので、分かりにくいと思います。だからこそ、ノートや黒板に図を書くことが大切なのです。