学級に会社をつくる!係活動
🔴 学級に会社をつくる!
〜楽しい係活動〜
学級の係活動は、当番的なものと切り離します。
低学年では、黒板係や整頓係などがあってもいいと思いますが、創造的な活動ができるように段階を経て移行していきます。
子どもたちが自分たちのやりたいことでクラスのためになる事を考えて活動できるような係にしていくのです。
自分たちが楽しむだけでなく、クラスのみんなに還元できるような活動にする事を最初に言っておき、アドバイスを入れながら、見守ります。
係を「会社」と名づけるだけでも意欲は変わってきます。
それぞれの係は、クラスのために連携しています。
これまでの子どもたちが考えた係をいくつか紹介します。
🔵リサイクル会社
アルミ缶を集めて、私の車に積んで売りに行き、そのお金を各「会社」の運営資金にします。
このリサイクル会社が中心となり、その資金をもとにクラスの係活動が進められていきます。
🔵農園会社
リサイクル会社の資金で、野菜の苗や種を買い、育てて収穫した野菜を保護者の方に参観などで一つ10円で買ってもらいました。
🔵飼育会社
鶏の雛を育てて、産んだ卵を保護者の方に買ってもらった事もありました。鳥インフルエンザが問題になってからは出来なくなってしまいました。
リサイクルの資金でハムスターを飼っていた事もありました。
今はいろんな生き物を育てています。
🔵製作会社
みんなが楽しめるオモチャを作ったり、他の会社に頼まれたモノを作ったりしています。
将棋のコマを電動糸のこで器用に作った子もいました。
🔵新聞社
クラスのニュースを書いたり、他の会社に取材してお知らせや要望を聞いたりして、新聞を出しています。私の学級通信よりたくさん出した時もありました。
🔵イベント会社
お誕生日会やクリスマス会などのイベント企画の中心です。
🔵図書館
おススメの本の紹介やみんなの「読書貯金」(※以前の記事参照)の管理、図書コーナーの整備をします。
雨の日に低学年に絵本の読み聞かせの出張サービスもしていました。
🔵スポーツ&遊び会社
体育の準備、運動、休み時間の遊びの企画提案をしていました。
🔻リサイクルや野菜の売り上げで貯まったお金の使い道は、係の材料代になったり、お楽しみ会で使ったりしますが、学級会で話し合います。
学期毎のお楽しみ会に分けて使うことになった年もあります。
3学期の最後に「パッと豪勢に使いたい!」という意見と災害のあった所に寄付しようという意見に分かれ、最終的に一部をクラスのお楽しみ会に使い、残りは全額寄付した年もありました。
お楽しみ会では、お菓子やジュースをみんなでチョットずつ食べて盛り上がります。
こんな風に係活動を進めると一年間なかなか楽しめますよ。