授業力アップ 学級経営の話

現職の小学校教員30年の経験から学んできたことを紹介します。
授業力や学級経営について参考になれば幸いです。

算数 数字カードの活用法 3桁のたし算

🔴数字カードの活用法 3桁のたし算


🔶これまで数字カードを使った算数の授業をいくつか紹介しました。


🔶今回は、数字カードを使ったたし算の筆算の問題です。


🔵1から9までの9枚の数字カードを1枚ずつ全部使って、3桁+3桁=3桁の筆算を作りましょう。


🔶カードを並べながら考えます。カードを使わずにノートに書いてもできますが、何度もやり直しが必要になるので、カードの方がやりやすいのです。

🔶🔲🔲🔲+🔲🔲🔲=🔲🔲🔲

🔶どんな数を入れたら、この式がぴったりになるでしょう?


🔶同じ数は使えません。


🔶3年生で3桁のたし算の筆算を学習するので、3年生以上ならチャレンジできるジャンプ問題です。


🔶3年生の子どもたちも、ペアで相談しながらたくさんのパターンを見つけることができました。


「あれ、これは出来ないなぁ〜」


「もうちょっとやのに、もう2は使えないからあかんわぁ」


🔶プリントで筆算の問題をたくさんするよりも、何度も並べて計算をすることになり、自然と筆算の習熟練習にもなっています。


🔶暗算力もついてきます。


🔴一番大きな答えを見つけよう。


🔴一番小さな答えを見つけよう。


🔴何通りあるか、たくさん探してみよう。


🔶計算が苦手な子もペアでがんばっていました。


🔶普段はあまりやる気を出さない子が一番大きな答えを見つけて、みんなから「すごい〜!」と言われて、チャイムがなり休み時間に「先生〜めっちゃ面白かった〜次の時間もやりたい〜!」と伝えに来たぐらいです。



🔴学級通信にもその時の授業の様子や日記を載せて紹介をしました。保護者の方にもどんな学習をしているかを伝えています。



🔵高学年でも解くのに苦労するはずです。一度やってみてはいかがでしょう。


⭐︎ちなみに一番大きな答えになるのは、 746+235=981です。

🔶こうしたジャンプ問題を授業に取り入れる事で勉強の出来る子も意欲を持ってチャレンジできるし、苦手な子も計算の練習をすることができます。




🔶手が届かないと思った問題が出来た時に子どもは伸びていきます。難しい問題にチャレンジすると、基礎的な問題を簡単に思えて出来るようになっていきます。



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